カトリックの修道会の一つである厳律シトー会(トラピスト)伝統のビールであるウェストマール。
今あるビールの原材料を2倍にしてダブルの名前を付けよう!というモンク(武闘派僧侶)みたいな脳筋ぶり。
当然3倍にしたトリプルもあります。
界王拳かよ…
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ビアデータ
ビール名:DUBBEL
生産地:ベルギー
生産者:WESTMALLE
アルコール:7%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:トラピストビール
価格:550円
インポーター:KONISHI
ブリュワリー
ウェストマール修道院はカトリック厳律シトー会の修道院。
正式名称はオランダ語で「Abdij Onze-Lieve-Vrouw van het Heilig Hart van Jezus」 日本語に訳すと「Abdij(修道院) Onze-Lieve-Vrouw(私たちの貴婦人) van het Heilig Hart van Jezus(イエスの聖なる御心)」となり、 「私たちの貴婦人」は聖母マリアを意味し、これをフランス語ではノートルダム (Notre-Dame)となる。
これらは聖母マリアに捧げ名付けられた堂名・院名で世界各地に存在している。
アントウェルペン州では『フランダースの犬』に登場しルーベンスの絵画で知られるノートルダム大聖堂などがある。
それらとの区別もあり、通常はウェストマール修道院と呼ばれる。
醸造しているビールの中でも、特に黄金色のウェストマール・トリプルで知られる。
原料は院内で汲み上げた地下水と大麦麦芽に、キャンディーシュガーを液化して投入し、 二次発酵の後に瓶詰めされ、さらに保管して瓶内熟成を行ってから出荷される。
1794年 – 区を担当するカトリック司教によって農地を与えられた修道士により修道院が開始される。しかし同年フランス軍の侵攻が行われたため放棄された。
1802年 – 修道士が戻り再建をされるが、ナポレオンがトラピスト会の修道院を閉鎖する法律を布告したため、1811年から1814年の間、放棄されていた。
1836年 – 院内での飲用としてビールの醸造を開始する。
1870年 – ウェストマールの村へ販売をはじめ、1921年から一般へも販売を始める。
1934年 – トリプルの製造を始める。
このビールは
ボトル内での再発酵により、濃厚で複雑な味わいの濃い赤褐色のビールです。
熟したバナナを連想させるキャラメル、モルト、フルーティーなエステルのタッチです。
ビールは濃いクリーム色の泡のカバーの下で真珠色になります。
中身を空にすると、ガラスの内側に美しいレース模様が形成されます。
このバランスのとれたマイルドなトラピスト・ビールの長くドライなフィニッシュは、あなたにぴったりです。
1865年、ウェストマールの修道士たちは、テーブル・ビールに加えてダーク・トラピスト・ビールを醸造し始めました。
彼らは1926年にレシピを調整し、新しいより強いビールを製造するために原料の量を2倍にしました。
ダブルは、この2倍になったビールの由来ですが、単に「トラピスト」と呼ばれることもあります。
今日まで、1926年のレシピはこのビールの基礎となっています。
引用:「1856年、僧侶たちはシンプルなテーブル・ビールを醸造し始めました。その後、需要が高まるにつれ、原料の2倍の量で醸造される黒ビールが導入されました。これがダブルの名前の由来です。」
テイスティング
薄いアイスコーヒーのような色合い。
エッジはダークブラウン。
甘いモルト、い草の香り。
炭酸はあるのに気の抜けたコーラのような…独特の味わい。
ハーブの余韻があるので薬品っぽいコーラ感があるのかも。
長くアルコールを強く感じる。
好みではない。