アルコールの少ないヴェデットというマニアックな攻め方。
残念ながら全く私の好みでは無かったのですが、物凄い猛暑の時にキンキンに冷やして飲むには酸味もあっていいのかも。
アルコールが少なくて物足りない。
ビアデータ
ビール名：VEDETT EXTRA SESSION IPA
生産地:ベルギー
生産者：DUVEL MOORTGAT
アルコール:2.7%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:ピルスナー、ウィート、オート、スペルト
ホップ:カスケード、シムコー、センテニアル
タイプ:ウィート・エール
価格:500円
インポーター:
ブリュワリー
1871年、ステーンハッフェルの醸造家の子孫であるヤン・レオナール・モルトガットとその妻マリア・デ・ブロックが、元農家醸造所モルトガットを設立しました。
当時、このビール界の新生児は世紀の変わり目にベルギーで活躍した4,000の醸造所の1つにすぎませんでした。
したがって、最初の期間は順風漫歩だったとはいい難い状況でした。
ヤンは、開拓初期に、スタヴロなどの一連の高発酵ビールを販売し、さまざまな成功を収めました。
醸造者の情熱、そして職人技の組み合わせのおかげで、ブレーンドンク周辺だけでなく、ブリュッセル・ブルジョアでも、時間をかけて忠実な顧客基盤を築くことができました。
これによりラーケンに倉庫が開設され、140年以上続いたサクセスストーリーの始まりとなりました。
1900年ビジネスは繁栄しており、ヤンの2人の息子、アルバートとビクターもビジネスに参加します。
仕事はきちんと分けられ、アルバートが醸造者になり、ビクターがブリュッセルへの馬とカートによる配達を担当しました。
1900-1915年、第一次世界大戦により、ベルギーはイングランド、特にイギリスのエールと接触しました。
イギリスのエールは、その頃かなり人気がありました。
アルバートは、イングリッシュ・エールの成功例からインスピレーションを得て、イングリッシュ・モデルに基づいて特別なビールをデザインすることにしました。
1918年アルバートは、そのようなエールを作るために最高の素材集めをしました。
理想的な酵母菌株を求めてスコットランドに向かい、最初は地元の醸造者からの反対を受けました。
彼がスコットランドの地元の醸造所で切望されたものをようやく手に入れるのは、英国を経由した後でした。
今日まで、同じ株の培養酵母が今も使われています。
1918-1923年2人の兄弟は、レシピが完成するまで実験を続けます。
第一次世界大戦の終結を念頭に置いて、新しいビールは元々「ヴィクトリー・エール」という名前が付けられていました。
この革新的なビールは本当にみんなを驚かせます。
村の著名人との試飲会中に、靴屋のヴァンデヴワーはビールの強力なアロマに「これこそがデュベル(悪魔)だ」 と驚いたと叫びました。
1923年以降、ビールはこの名前で販売されました。
1958年このビールのすべてが他と異なり、そしてそれは国際的にも興味をそそります。
生産だけでなく、デュベルの国際的な地位も高まっていき、オランダはこのビールを購入する最初の国になります。
古典的なデュベルの弟分、つまり緑のデュベルも1960年代に発売されました。
このビールは一度しか発酵されていないため、わずかに軽く、醸造所近くのカフェで高い評価を得ています。
1960年3世代目のモルトガット（バート&マルセルと2人の兄弟、レオン&エミール）は、ユニークなビールにはユニークなグラスが値すると確信を得ました。
デュベル・グラスは1960年代後半に最初のチューリップ型のテイスティンググラスでした。
ワインのテイスティンググラスを連想させる革新的なグラスは、とりわけ、330mLのボトルを完全に注ぐことを可能にすることを目的としていました。
それまでこのサイズのビールグラスはありませんでした。
グラスは、ビールのより完全な体験に完全に調和しています。
凸状の形状は、テイスティング中の天国の味とデュベルの香りを高めます。
ガラスが上向きに閉じるので、二酸化炭素の保持とフォームヘッドの保持にも貢献します。
2000年モルトガット家は、ビールの完璧な品質を確保するために、醸造所に一貫して投資しています。
このため、デュベルは、ボトルに入ったクラフト・ビールの教科書として世界中で認められています。
1990年代の終わりに、4世代目が主導権を握り、戦略的な国際販売を選択しました。
1923年、デュベルの生産はほんの数箱で始まりました。
今日、文字通り世界中（60か国以上）で、無数のビール愛好家がデュベルを楽しんでいます。
ビールはまだオリジナルのレシピと熟成期間を尊重して醸造されています。
このビールは
低アルコールで、風味が高い！
ヴェデット・エクストラ・セッションIPAは、遠くに行かなければならない場合に最適です。
セッションに落ち着くということは、味わい深い体験に満足する必要はないからです。
このビールの最初のさわやかな一口目でさえ、最初にあなたが感じるのは、柑橘類と松の樹脂の強い香りです。
ビールを光にかざすと、この金色のわずかに曇ったベルギーのエールが輝きます。
それを味わうと（最後に！）、さわやかな酸味の最初のバーストがゆっくりとクリスピーな風味のある苦味に発展します。
明らかにホッピーな後味で、より多くの人に好まれます。
また、アルコール度は2.7％にすぎないため、あなたを止めるものは何もありません。
ゆっくりと着実にレースに勝つからです。
テイスティング
ホップによる柑橘系の香り。
アルコールが薄いからか味わいは当然薄い。
酸味が無駄にあって全然好みの味わいではないかった。
薄くて酸っぱい。