いつもの玉村本店が作るECKHARDT(エックハルト)

ビールというかバーレーワインの域に達していると思うのですが、甘みがあって簡単に飲めてしまうのがまずいですね。
あっという間に泥酔コースに突入してしまいました。

ビアデータ

ビール名:ECKHARDT
生産地:日本×アメリカ
生産者:TAMAMURA HONTEN Co.& HAIR OF THE DOG
アルコール:12.0%
初期比重:
IBU(苦さ 平均15~20):71
モルト:
ホップ:
タイプ:ゴールデンスペシャルエール
価格:463円
インポーター:

ブリュワリー

清酒『縁喜』の酒蔵は、北信州は志賀高原の麓にございます。
初代喜惣治が、この地に創業したのが文化ニ年(1805年)、屋号の玉村は、初代が酒造りの修行をした上州玉村(現在の群馬県佐波郡玉村町)にちなんだものです。
山紫水明なこの地の清冽な水、清澄な空気、寒冷な気温の中で醸し出された酒は、約210年余の長きに亘り、多くの方々に愛され、育てていただいてまいりました。

今でこそ、スキーヤーのメッカとして全国に有名な志賀高原も、その昔は松代藩に属した未開の地であり、御用係として奥山林の調査を命ぜられた佐久間象山が、「星の井(当時の銘柄名)」の酒九樽を、氏神様(天川神社)に献上して無事を祈った程でした。
その後、旧草津街道として旅人の往来も増え湯治場(湯田中・渋温泉郷)のお酒としても親しまれて参りました。
明治40年には、明治天皇御用品として宮内省お買い上げを賜り、その後大正天皇御大典を機に、銘柄を「星の井」から当主喜惣治の名にちなんで「縁喜」に改めました。
また、当家では、新嘗祭の献上米を大正14年に御共進した実績があり、現在はその水田で収穫された美山錦が酒造りに使用されています。
これからも、均質化のすすむ地方の、万人受けする酒ではなく、個性ある田舎の、個性ある酒を、丹念に適正規模つくり、目の届く範囲で、責任をもってお届けしたいと思います。
小さくても、味は全国トップの水準を目指し、この酒を飲むためにもここに来たいと思っていただける酒をつくることによって、地域の魅力向上に貢献して参りたいと思います。

ヘア オブ ザ ドッグ

オレゴン州ポートランドにある醸造所です。
そのビールのいくつかはボトルコンディショニングされています。
アラン・スプリンツはオーナー兼醸造家であり、3人の息子を含む数人のヘルパーがいます。
彼はル・コルドン・ブルー料理学校を卒業し、自家醸造クラブOBCの会長でした。
醸造所の最大の名声は、大麦ワイン「デイブ」でした。
「イブ」ビールを3回冷凍蒸留しました。
醸造所の「アダム」ビールは、もともとドイツのドルトムントで作られた歴史的な醸造所であるアダン・ビアを再現したものです。

このビールは

アメリカ オレゴン州ポートランドの Hair of the Dog とのコラボでうまれたビール。
これが通算5回のコラボ。そのうち3回がぼくらの工場での醸造。
仕込んだのは、SNOW MONKEY BEER LIVE 2017の際です。
12%、IBU71。
ライ麦と、ダークシュガーをつかった、スペシャルなストロング・ゴールデンエール。
アメリカのビールジャーナリズムの草分け、故 Fred Eckhardt 氏 を追悼して生まれた、Hair of the Dog の 代表的ビール “Fred” の日本版なのですが、本家の10%よりも度数がだいぶ高いです。
ホップの選択は志賀高原流。
こちらも、たぶん本家よりもだいぶホッピー。
仕込みの日、馴染みのちゃんこ屋で飲んでた際に、
「フレッドは日本通だったし、日本酒も好きだった。これはファーストネームの Eckhardt でいこう!」
と、すぐに決まりました。
熟成して魅力を増す、こういうハイアルコールのビールをつくらせたら、Hair of the Dog は、たぶん本当に世界で一番なんじゃないかな。

すでに2年4ヶ月を超える熟成を経てのリリースです。
もう十分飲み頃だと思いますが、今後の熟成も楽しみだったりもします。
蜂蜜や砂糖漬けの柑橘の皮みたいな、柔らかな甘さと香りに、ライ麦のスパイシーさが加わった複雑な味わい。
12%なりのボリュームはもちろん感じるのですが、熟成により、アルコールの角はとれ、柔らかな飲み口。
フィニッシュは、ダークシュガーの影響もあって、意外にドライだったりします。
チーズやナッツ、ドライフルーツとかはもちろん、蜂蜜を合わせるような料理にも相性いいんじゃないかと思います。

ラベルのデザインは、同じく HOTD の Monkey Claws、ADAMU に続き、SNOW MONKEY BEER LIVE でいつもお世話になっている Kamikene 氏。
このビールのコンセプトを伝えたところ、即、「写真がいいですねえ」との反応。
この写真に落ち着いたのですが、使用許可を取らなきゃということになりまして、それがぼくの仕事。
いろいろあったのですが、オレゴン州立大学に問い合わせて、快諾をもらいました。
ラベルにあるこのリンク から、Fred Eckhardt 氏についての情報をご覧いただけます。
先日の Hood to Fuji の際に、一足早く、HOTD のアランに渡したのですが、彼はもちろん、その場にいたオレゴンのブルワーたちがものすごく喜んでました。
そんな偉大な人のためのビール。
時間をかけただけの出来になったと思います。
たぶん、もうつくらない特別なやつ。
この機会に、どうぞよろしくお願いします。
大変恐縮ですが、お一人様12本までとさせていただきます。
アルコール度数:12%
ビアスタイル:ゴールデンスペシャルエール
限定 3387本

テイスティング

奈良漬の様な香り。
味も香りも奈良漬け。
色は薄いが味わいは非常に濃い。
色に騙されてはいけない。
甘味があるビールだが、イチコロで泥酔できる。

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