いつもの玉村本店が作るスパイスセゾンの菖蒲。
ビールというよりも生薬っぽい。
飲んだ後に喉がカッと熱くなるという初めての体験でした。
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ビアデータ
ビール名:”SHOUBU” NO MIYAMA BLONDE
生産地:日本 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏
生産者:TAMAMURA HONTEN Co.
アルコール:6.5%
初期比重:
IBU(苦さ 平均15~20):34
モルト:
ホップ:
タイプ:ジャパニーズセゾン / スパイスエール
価格:382円
インポーター:
ブリュワリー
清酒『縁喜』の酒蔵は、北信州は志賀高原の麓にございます。
初代喜惣治が、この地に創業したのが文化ニ年(1805年)、屋号の玉村は、初代が酒造りの修行をした上州玉村(現在の群馬県佐波郡玉村町)にちなんだものです。
山紫水明なこの地の清冽な水、清澄な空気、寒冷な気温の中で醸し出された酒は、約210年余の長きに亘り、多くの方々に愛され、育てていただいてまいりました。
今でこそ、スキーヤーのメッカとして全国に有名な志賀高原も、その昔は松代藩に属した未開の地であり、御用係として奥山林の調査を命ぜられた佐久間象山が、「星の井(当時の銘柄名)」の酒九樽を、氏神様(天川神社)に献上して無事を祈った程でした。
その後、旧草津街道として旅人の往来も増え湯治場(湯田中・渋温泉郷)のお酒としても親しまれて参りました。
明治40年には、明治天皇御用品として宮内省お買い上げを賜り、その後大正天皇御大典を機に、銘柄を「星の井」から当主喜惣治の名にちなんで「縁喜」に改めました。
また、当家では、新嘗祭の献上米を大正14年に御共進した実績があり、現在はその水田で収穫された美山錦が酒造りに使用されています。
これからも、均質化のすすむ地方の、万人受けする酒ではなく、個性ある田舎の、個性ある酒を、丹念に適正規模つくり、目の届く範囲で、責任をもってお届けしたいと思います。
小さくても、味は全国トップの水準を目指し、この酒を飲むためにもここに来たいと思っていただける酒をつくることによって、地域の魅力向上に貢献して参りたいと思います。
このビールは
仕込みの日に収穫した野生の菖蒲 の根っこをスパイスとしてつかった、Miyama Blonde 年に一度の特別版。
今回で6回目。
去年は樽のみでの発売でしたので、ボトルは二年振りの発売です。
去年は、思ってた以上にたくさんの方に、「なんで今年は出ないんですか!?」って、責められました。
6.5%、IBU34は、通常の Miyama Blonde と同じ。
収穫したての菖蒲の根の部分を刻んで、HOPNIK に投入。
自家栽培の酒米「美山錦」と、おなじく自家栽培のホップ「信州早生」、そしてこの菖蒲。
地元ならではの素材たっぷりの、思い入れの強い一本です。
Miyama Blonde ならではの、ほんのり甘みを感じながらもキリッとドライな味わいに、スパイスとしてつかった菖蒲の香りが加わった爽快な飲み口。
ちょっと生姜にも通ずるスパイシーさですが、もうちょっと甘やかな、ラムネとか三ツ◯サイダーとかみたいな印象が加わって、和食なんかとの相性はバッチリだと思います。
多分、世界中でも他にないオリジナルなエールです。
「和」の料理人に絶賛されたり、食事とのマッチングもいいと思います。
限定 3,611本
テイスティング
苦味しっかり。
モルトのようだがおそらくコメの甘さとコク。
生薬のようなスパイシー感。
飲み込むと喉が熱い。