昨年も飲んでいた周年記念ビール。
今年は9周年だそうで。
おめでとうございます！
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ビアデータ
ビール名：燦々九度
生産地：日本 京都府
生産者：KYOTO BREWING Co.
アルコール：9%
IBU(苦さ 平均15~20)：35
モルト：
ホップ：
タイプ：ベルジャンストロングエール
価格：950円(300mL)
ブリュワリー
３人の男が共にビールを飲みに行く。
ウエールズ人、カナダ人、アメリカ人。－KBCはこのようなコメディ映画のワンシーンのような光景から始まる。
生い立ちが全く違う起業メンバー３人が出会ったのは、青森。
その後週末にはスノーボードに出かけたり、日本のビールを知るための調査（という名の飲み会）を重ねたりし、いつからか親友になっていた。
長時間に渡る調査の結果、日本の大手ビールには何かが足りないと３人は思った。
クリスがビール造りの勉強、そしてポールがMBAの勉強を始めた頃に醸造所を開くいうアイディアが本格化した。
もちろん、ベンもそんな二人と同じ思いを抱いたのは言うまでもない。
なぜ京都か。
それは、日本が世界に誇る職人技の歴史と伝統、特に質や味覚に対する強い拘りを持つ都市だからである。
また、伝統を尊びつつも多国籍料理や近代的なデザインといった、いわゆる非伝統的な要素も取り入れる懐の深さも併せ持つ。
7年以上京都に暮らすクリスは、京都ほど理想のビール造りに適した場所はないと確信していある。
彼らの様に多様な素材や技術を取り入れ、微妙なニュアンスの違いに気を配りながら、複雑かつ緻密なビール造りを目指す醸造所にとってはこの上ない場所なのである。
これが、KBCのビール職人クリスの「職人の拘り」である。
このビールは
【ブルワリーより】
9周年特別記念醸造は、しっかり記憶に残る重厚な味わいのベルジャンストロング
【味わいの特徴】
モルトからくるコク深い味わいに黒糖でさらに奥行きを与え、9％の度数も感じられるしっかり重厚な味わい。
それに留まらず、アロマティックな香りを生むバーボンウッド、ハウス酵母や沖縄の胡椒、ヒバーチといった個性が加わり、スパイス感などの多彩な味わいで最後まで飲み飽きせず、とことん楽しめる一杯。
【相性の良い食事】
ドライフルーツ入りクリームチーズ、胡椒の効いたソースの牛ステーキ、マグロの照り焼き
【名前の由来】
日本独自の風習である三三九度（さんさんくど）。
婚礼の中で、お酒を酌み交わし契（ちぎ）りを結ぶ儀式のことですが、今回9周年を迎えるにあたりいつもお世話になっている皆さまやKBCのスタッフ、その家族に感謝すると共に、これから出会う様々な方にもこの祝杯のビールを味わって頂きたい想いを込めて。
また、副原料に沖縄のヒバーチを使用した事で大空に”燦々”と輝く太陽をイメージしました。
これからも私たちらしく探究心に満ちたビール造りに挑戦していきます。
【醸造家の声】
皆様のおかげで迎えることのできた創立9周年。振り返ればその月日の中で酸いも甘いも沢山の経験を培ってきました。
しかしどんな場面においても私たちの片手にはビールがあり、いつでも寄り添ってくれる、相棒のような存在でした。
今回はそんな色濃い時間をより一層、深く印象付けるようなキャラクターを目指してレシピを構成しました。
ビアスタイルは私たちが創業より大切にしているベルジャン、そのなかでも『9』という数字になぞらえ、9％のストロングエールに。
そして、副原料としてベルジャンスタイルと相性の良い砂糖を加えましたが、一部を黒糖にすることで独特の風味と味わいの奥深さを演出してくれています。
また、コクのあるボディにするためにカラメルモルトを使用し、ベースモルトの旨味を押し出すためにこちらはやや控えめに使用しました。
これだけでなく、シナモンを彷彿とさせる香りと黒胡椒のスパイシーさを併せ持つ沖縄産の胡椒「ヒバーチ」、バニラのような香りをもつバーボンバレルのチップを加え、一層芳醇な香りと奥行き、キレにつながるスパイス感を与えました。
ダークフルーツやスパイスのような印象から始まり、温度変化とともに変わる複雑な味わいをぜひ、楽しんでいただけたらと思います。
改めて9周年を迎えることができたことに感謝の気持ちを込めて、乾杯！！
テイスティング
ブラウン。
香水やチェリーリキュールの香り。
甘いキャラメル、モルト、焦がした樽の味わい。
アルコール感かなりしっかり。