飲んだワイン ドメーヌ・ジャン・タルディ・エ・フィス/シャンボール・ミュジニー レ・ザテ2017 7点

以前も飲んでいたようですが、気付いておりませんでした。
かなりゆっくり飲むことを推奨するワイン。
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ワインデータ
ワイン名:Chambolle Musigny Les Athets
生産地:France > Bourgogne > Côte de Nuits > Chambolle Musigny
生産者:Dom. Jean Tardy & Fils (ドメーヌ・ジャン・タルディ・エ・フィス)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Red Wine
ワイナリー
1966年ジャン・タルディは、ドメーヌ・メオ・カミュゼとのクロップ・シェアリング契約に基づき、ニュイ・サン・ジョルジュ、ヴォーヌ・ロマネ、クロ・ヴージョの栽培を開始しました。
1980年代からは、ゆっくりと、しかし確実に、シャンボール・ミュジニー、ニュイ・サン・ジョルジュ、ヴォーヌ・ロマネ、ジュヴレ・シャンベルタンなどの土地を取得し、30年かけてドメーヌを建設していきました。
2001年からは息子のギョームがワイン造りを担当しています。
わずか5haの畑で、伝統的で緻密、かつエレガントなワインを極少量ずつドメーヌで醸造しています。
このワインは
規模:0.33ha
樹齢:1929年、1975年植樹
テロワール:村の最下部、早熟、粘土、シルト、石灰岩の土壌
ブドウ栽培:リュット・レゾネ
醸造:丁寧な除梗(全果実65%)、最小限のパンチングダウン。16ヶ月の樽熟成(67%が1年物、33%が新樽)、最終ブレンド時に1回澱引き。
テイスティング
艶やかなガーネット色を帯び、グラスに注ぐと美しい透明感が広がります。
深みのある赤紫の輝きが、エレガントな印象を際立たせ、熟した果実の豊かさを予感させます。
グラスを傾けると、縁にかけて少し明るいルビーの色調が見え、若々しさと熟成のバランスが取れていることを示唆します。
香りは繊細かつ奥行きがあり、まずはスミレのような花の香りが優雅に漂います。
続いて、甘やかな赤い果実のアロマが広がり、イチゴやザクロ、クランベリーが生き生きとした表情を見せます。
さらに、ほのかにスイートトマトのようなジューシーな旨みが感じられ、熟した果実のコンポートやスパイスのニュアンスが加わることで、より複雑な印象を与えます。
カカオやコーヒーのほのかな香ばしさが、芳醇な香りに心地よいアクセントを加え、バランスの取れたアロマの層を作り出しています。
口に含むと、フレッシュな赤い果実の風味が最初に広がり、いきいきとした酸が全体を引き締めます。
ザクロやクランベリーの豊かな果実味が、しっかりとしたコアを形成し、調和の取れた酸味とともに躍動感あふれる印象を与えます。
口当たりはなめらかで、タンニンはしっとりと溶け込みながらも心地よい存在感を残します。
時間とともに果実の甘みが穏やかに広がり、カカオやコーヒーのほのかなニュアンスが余韻に上品な深みをもたらします。
後味は洗練されており、シンプルながらも清らかで澄んだ印象を残し、ゆっくりと楽しむことでその魅力がより際立つ一本となっています。
飲んだ日:2023-12-28
飲んだ場所:フェアフィールド大阪難波
価格:13,000円
インポーター:中島薫商店