飲んだワイン 丸藤葡萄酒/ルバイヤート 甲州樽貯蔵2021 7点

最終更新日

久し振りに飲んだワイナリー。

樽感は思ったよりも控えめ。

 

ワインデータ

ワイン名:Rubaiyat Koshu Barrel Aged
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:丸藤葡萄酒工業株式会社
品種:Koshu (甲州)
スタイル:White Wine

ワイナリー

明治23年5月、創業者大村治作は自宅の庭に小さな葡萄酒醸造所を造りました。
以来、親子四代。
一人でも多くの方々に本物のおいしさをわかっていただくことを喜びにワイン造り一筋にこつこつと歩んできました。

伝統の在来品種甲州や欧州系品種カベルネ・ソーヴィニヨン、プティヴェルド、シャルドネなどの栽培、醸造に試行錯誤を重ねながら「世界に誇る日本のワイン」造りをめざしています。

明治10年(1877年):大村忠兵衛(創業者 大村治作の父)が明治10年大日本山梨葡萄酒会社設立の折、出資者の一人に名を連ねる。ワイン業界への関わりが始まる。大日本山梨葡萄酒会社はメルシャン株式会社の前身です。
明治15年(1882年):大村治作、葡萄酒醸造開始。
明治23年(1890年):正式に葡萄酒醸造免許取得、澄蔵、忠雄そして現在、春夫へと受け継がれている。
昭和32年(1957年):日夏耿之介先生の命名により商標名を「ルバイヤート」とする。
昭和56年(1981年):自動瓶詰機、打栓機のライン新設。ヴィンテージルバイヤートワイン発売開始。
平成10年(1998年):契約栽培、塩尻市に2ha結ぶ。

このワインは

勝沼町内産の甲州種を使用、グラスライニングのタンクで発酵、発酵終了後樽に移して貯蔵熟成させています。

やや濃いレモンイエローの色調で、上品でふくよかな樽香と果実味が程良く調和。
複雑な味わいと爽やかな酸が口中に広がります。
甲州種本来の香りや味わいを大切にした厚みと温かさのある辛口白ワインです。

テイスティング

淡い黄緑色の輝きが目を引き、澄んだ透明感がそのフレッシュさを物語っています。
グラスの中で光を受けると、緑がかったニュアンスがさらに際立ち、若々しさと洗練された印象を与えます。
香りの第一印象は、青リンゴやグレープフルーツのフレッシュで爽やかなアロマ。
そこに洋梨の上品な甘さとライムの清涼感が重なり、絶妙なバランスを生み出しています。
さらに、控えめながらも確かなオーク樽のニュアンスが広がり、バニラのような甘やかな香りが全体を包み込みます。
このふくよかで奥行きのある香りは、時間とともにその表情を豊かに変化させ、飲む前から楽しませてくれます。
口に含むと、ライムやグレープフルーツの爽やかな酸味が口の中を心地よく刺激し、青リンゴのフレッシュな果実味が広がります。
酸味はしっかりと感じられますが、樽の熟成による柔らかさがその鋭さを和らげ、まろやかで深みのある旨味へと変化しています。
洋梨のような厚みのある口当たりが、辛口ながらも豊かな余韻を残し、スルスルと飲み進められる親しみやすさも備えています。

飲んだ日:2024-08-04
飲んだ場所:オアシス
価格:2,970円

wineninja

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