旬のものは好き嫌いなく飲んでおこうと思い仕事終わりに行きつけのワインバーで。

私の中ではボジョレーはそれ程美味しいカテゴリーではないので、毛嫌いしていましたが、思ったよりも飲ませてくれます。

 

ワインデータ

ワイン名:Beaujolais Villages Rouge
生産地:France > Bourgogne > Beaujolais
生産者:Jean Bererd et Fils (ジャン・ベレール・エ・フィス)
品種:Gamay (ガメイ)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

16世紀から続くファミリービジネスです。
現在は3人の兄弟がフルーリーのマドンヌの丘にあるワイナリーを運営しています。
28haのブドウ畑が聖母マリアの像の下にあることから、ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌとも呼ばれています。

このワインは

ボジョレー・ヴィラージュで、クリュサイトであるブルイィの真南に位置する急斜面の樹齢50~70年のブドウを使用しています。
ブドウの木は、石の多い花崗岩の貧しい土壌で育ちます。
樹齢が高く、さらに収量が減少しているため、収量は20〜40hl/haと非常に少ない。
ブドウの90%は茎を除いて除梗し、オープンマッシュで発酵させています。
ボジョレーの伝統的なカルボニック・マセレーションとは異なります。
繊細でとろけるような味わいで、存在感のあるレッドベリーの果実味が感じられる。
マドンヌは、ブルゴーニュの赤ワインのように、新鮮さ、構造、存在感を示しています。
繊細な酸の葉脈が、果実味のある長い余韻へと導いてくれます。
その結果、密度、フィネス、エレガンス、そして果実味に満ちたワインが、非常に魅力的な価格で提供されています。

テイスティング

濃厚なルビーのような色合いがグラスの中で輝き、見る者の期待を高めます。
深みのある色調は、ワインの豊かな個性と力強さを物語っており、まさに目で楽しむことのできるワインです。
香りの豊かさは、このワインの大きな魅力の一つです。
グラスに注いだ瞬間、ジャムやイチゴキャンディーの甘い香りが広がります。
一瞬で果実味からくる甘さが漂い、飲む前から楽しさを予感させます。
時間が経つにつれて、香りにはスモモのような酸味を伴うニュアンスが加わり、駄菓子屋のスモモ漬けを思わせるノスタルジックな要素も感じられます。
また、熟成による複雑さが加わり、黒い果実やほのかなスパイスの香りも漂います。
これらの香りは、ワインが持つ自然な美しさと洗練された特性を引き立てており、全体として非常にバランスの取れた香りを提供しています。
果実味は豊かであり、一瞬甘味を感じさせますが、後半には香りと同じようにスモモのような酸味が優しく広がります。
この酸味は程よく抑えられており、全体として非常にバランスの良い味わいを提供しています。
タンニンは柔らかく、長期熟成に耐えるポテンシャルを秘めており、今後数年にわたってさらに素晴らしい進化を遂げることでしょう。

飲んだ日:2021-11-19
飲んだ場所:switch
価格:3,000円
インポーター:ミレジム

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