ブルゴーニュに寄せて作り始めたという事もあり、過剰な樽感もなく美味しくいただける白。

是非とも他の種類のワインも飲んでみたくなるワイナリー。

ワインデータ

ワイン名:Sonoma Coast Chardonnay
生産地:USA > California > Sonoma
生産者:La Crema (ラ・クレマ)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
スタイル:White Wine

ワイナリー

1979年にラ・クレマが「ラ・クレマ・ビニェラ」(最高のブドウの樹の意)として設立されたとき、この名前を臆することなく誇ることを意図していました。
実際に彼らはこの地域で最高のブドウを生産しているブドウ畑でした。
ラ・クレマのワインは、カリフォルニアとオレゴンの傑出した冷気候地域で収穫された最高のブドウを使用しています。

ブルゴーニュ・スタイルのシャルドネとピノ・ノワールにインスパイアされたワインは、独特のフレーバーとバランスを育むために小ロットで生産されています。
その結果、時間が経っても品質が変わらない、エレガントなワインが生まれます。

当時カリフォルニアではピノ・ノワールを造っているワイナリーが少なく、しかも単一畑で造っているところはほとんどありませんでした。
これは、ワインづくりの基盤としては素晴らしいものでしたが、優れた畑の素晴らしい果実があれば、常にさらなる可能性がありました。

1990年代初頭、ジェス・ジャクソンとバーバラ・バンクがワイナリーに今日のような職人気質を吹き込んだことで、その進化が形になりました。
彼らの未来へのビジョンはシンプルなものでした。
それは、ピノ・ノワールがカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローと同じくらい人気のあるワインになること、そしてラ・クレマがそのための手段になることでした。
また、このワイナリーが単一畑指定ワインの先駆者であることも気に入り、これを重要な差別化要因と考えたのです。

ジャクソンとバンクは1993年にワイナリーを購入し、1994年に最初のヴィンテージを生産しました。
その2年後には、霧に包まれ、赤い木が立ち並ぶロシアン・リバー・ヴァレーのアペラシオンに新しいワイナリーを建設しました。
ジャクソンの娘であるローラ・ジャクソン・ジロンとジェニー・ジャクソン・ハートフォード、そして義理の息子であるリック・ジロンとドン・ハートフォードは、ラ・クレマでリーダーシップを発揮し、日々のオペレーションを管理し、市場でワイナリーを代表する役割を果たしました。
新たなビジョン、リソース、そしてリーダーシップにより、新しい時代が始まったのです。

このワインは

このワインは、クレマ社が所有する以下のエステート・ヴィンヤードから収穫されました。
Saralee’s(サラリーズ)、Kelli Ann(ケリー・アン)、Durell(デュレル)。
畑の土壌は主に水はけがよく、樹勢が弱いものが多い。
クローンは、4、5、15、17(Robert Young)、76、95、96、809、Wente、Hyde Wenteなどです。

収穫された果実は優しくプレスされ、24時間かけて落ち着かせた後、オーク樽に移し替えて発酵させます。
15%の樽には、最初にマロラクティック菌のハウス・ストレインが接種されます。
一次発酵が完了した後、残りの樽にマロラクティック菌を接種します。
各樽の澱は月に1〜2回撹拌され、質感を高めます。
完成したワインは澱の上で8ヶ月間熟成させた後、最終的なブレンドと瓶詰めを行います。

テイスティング

黄金色。
アメリカのシャルドネですが、樽感は強く無く、フランスの同じ値段帯のシャルドネに寄せてきているなという感じです。
酸とミネラルが感じられ、骨格自体はしっかり。

飲んだ日:2014-05-17
飲んだ場所:エノテカ
価格:3,500円
インポーター:エノテカ

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