2019年10月29日に閉業してしまったロンポックと札幌の醸造所を持たない月と太陽ブルーイングのコラボビール。

札幌市とポートランドが姉妹都市だったのは全然知りませんでした。
姉妹都市60周年を記念して作られたビール。

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ビアデータ

ビール名:60TH IPA
生産地:アメリカ カルフォルニア州 × 日本
生産者:LOMPOC BREWING × MONN AND SUN BREWING
アルコール:6%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:レモンドロップ、モザイク
タイプ:ウィート・エール
価格:600円
インポーター:ファーマーズ

ブリュワリー

ロンポック・ブリューイングは、オレゴン州のビール業界の中心的存在であり、北西部のニューオールド・ロンポックから始まり、フィフス・クアドラントという醸造所付きビア・バーがオープンしました。
2017年11月にロンポックは南東のポートランド・ヘッジ・ハウスの醸造所を閉鎖し、2018年9月には北西部のニューオールド・ロンポックのフィフス・クアドラントを閉鎖しました。
同時に、ロンポックはメダルを獲得し続け、昨年はロンポーターのグレート・アメリカン・ビール・フェスティバルで金メダルを獲得しました。
オーナーのジェリーフェヒター氏が閉鎖を発表し、営業の最終日は2019年10月29日火曜日となりました。

月と太陽ブルーイングの代表である森谷氏は、飲食業界での自立を目指し飲食関係の仕事に携わり、その間、調理の技術や飲食店経営のマネージメントについて経験を積んできました。
高円寺の麦酒酒場を訪れた際にクラフトビールの魅力に心酔し、当時としては珍しいビール醸造所付レストランの開店を決心し2014年26年10月に開店しました。

このビールは

札幌市とポートランド市。
両市は2019年の今年、姉妹都市提携60周年を迎えました。

これを記念して先日発売されたのが、限定醸造ブランド〈SAPPORTLANDERʼS(サッポートランダーズ)〉の缶ビール2種〈60TH IPA(シックスティース・アイピーエー)〉と、〈60TH HOPPY WHEAT ALE(シックスティース・ホッピー・ウィート・エール)〉です。

日本国内におけるビール醸造の礎を築いたまちと言われている札幌市。
一方のポートランド市も、人口約65万人ながら、約70もの小規模醸造所が存在します。

この両市に共通する“ビールのまち”というアイデンティティを活かし、「60周年の乾杯ビールを自分たちでつくっちゃおう」ということでスタートした今回のプロジェクト。
主に札幌側で構成された市民メンバー60名を1月に募集し、彼らから資金を集め、4月に札幌の醸造家2名がポートランドの醸造所2か所で2種類のコラボレーションビールを醸造。

ビールの香りや味の方向性、ラベルデザインなどは市民メンバーが取り決め、札幌市内の輸入会社2社の協力を得ながら醸造のレシピ作成や実務をブルワーとブルワリーに託すかたちで今回の実現に至ったのだとか。

ブランド名は「札幌とポートランドの人々によるビール」ということで、ポートランド在住者を「Portlander」と呼ぶところから、〈SAPPORTLANDERʼS〉と命名。
〈60TH IPA〉は、“フルーティー&ジューシーなIPA”というコンセプトのもと、20年以上の歴史を誇るポートランドの〈ロンポック・ブルーイング〉と、札幌では希少なマイクロブルワリー(小規模の醸造所)である
〈月と太陽ブルーイング〉の森谷祐至氏がタッグを組んだコラボビール。
アロマホップには〈レモンドロップ〉と〈モザイク〉を使用しており、ほどよい苦味と芳醇なホップの香りが。

ちなみにラベルデザインは、60周年の“60”でハンドサインをつくり、その両手の双眼鏡で、両市の未来を見つめているところを描いたとのこと。

テイスティング

少し濁り。
香りは柑橘系でモルト感もある。
結構濃厚な味わい。
もっと苦くてもいいと思うのですが、日本の作り手が参加しているので結構マイルドなのかも。
中々美味しい。

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