元々は青果物産直事業をしていた協同商事株式会社が、形が悪いなどで商品として40%ほどが廃棄されていた川越産のサツマイモと、連作障害を防ぐために植えていたビール麦をどうにかしようとして立ち上げたのがビール・飲料部門のCOEDO。
ドイツからビールのプロを呼んで5年かけて事業を固め、今では日本全国で見かけるくらいになったという素敵ストーリー。
今回見学に来たのは以前リコーの研修施設を魔改造した醸造所。
まずはサイトにて予約です。
コエドビール学校開催概要
定員 20名/回
参加費 1,800円/1名(税込)
ご予約 こちらのサイトからお申し込みください。https://coedobrewery.peatix.com/
時間割
13:30 受付開始
14:00 講義開始(醸造所見学含め、1時間20分)
15:20 試飲(40分)
16:00 終了、下校
交通 「COEDOクラフトビール醸造所」最寄りコミュニティバス(市内循環バス)停留所「網張戸」
往路 東松山駅東口13:15発~網張戸13:34着 復路 網張戸16:30発~東松山駅東口16:59着をご利用いただくか、タクシーにてご登校ください。
毎回20名だけなので、気を抜くとあっという間に満席になります。
行こうと思ったらすぐさま予約が必須です。
東松山駅
電車に揺られて埼玉の東松山駅へ。
東松山は名物が焼きとんらしく、駅近くに大量にある焼き鳥屋には焼き鳥と共に焼きとんも併売しているのが普通です。
各店舗ごとに作られている「タレ」と呼ばれる味噌タレがありますので、それを焼きとんに塗って食べるのが東松山スタイル。
駅前バス停4番乗り場から網張戸まで循環バスで100円です。
COEDO醸造所に到着。
醸造所
受付にて名前と人数の確認をします。
受付横にはお土産が色々売っており、帰りに購入して帰ることができます。
後ほど試飲と小テストがある部屋で、COEDOの沿革を紹介いただきます。
タップがあり、ビール好きはこの時点でウズウズしてきます。
コエドビール学校レジュメ
卓上にレジュメがありますので、話を聞きつつ熟読。
その後醸造所内の見学になります。
麦芽粉砕室
以前はサンシャインの呪いのローラーみたいな粉砕ローラーだったそうですが
ミゾ入りのローラーを2連にしたところ、モルトが捻られながら殻が上手に取れて、作るビールの味に透明感と深みが出たそう。
仕込水タンク室
お酒造りはやはり水が大切。
釜・ろ過槽
ここで粉砕された大麦と60度の温水が撹拌され「マイシェ」と呼ばれるどろどろの状態にされる。
酵素によりデンプンは糖に、タンパク質はアミノ酸へ分解され、ろ過されて麦汁へ。
麦汁はキリンビール工場見学で飲ませてもらいました。
ワールプール
不純物をさらに取り除き、ホップを加える工程。
発酵熟成タンク室
以前リコーの施設だったため、タンク安置用には当然できておらず、6,000Lもの大容量タンクを神業的に外から搬入したとの事。
マイシェ造り体験
60度に熱したお湯の中に砕いたモルトをどんどん入れていき、お粥上にしたマイシェを皆で作成。
結構どんどこモルトを入れていかないとできないようです。
10分くらいかかるので、その間に座学。
ビールの種類とホップなどに関して勉強。
白ビールと言われる小麦(ウィート)ビールは小麦100%ではなく、多くても半分くらいにしているそう。
殻が無かったり、タンパク質が多いので麦汁にしにくいという話が印象的でした。
出来上がったマイシェはほの甘くて美味しい。
凄く栄養がありそうで商品化したらという話もあるそうですが、非常に傷みやすく保存がきかないそうです。
未来は発酵熟成タンク室
インドの青鬼じゃなくて伽羅を買うようにしようかな…
樽づめ室
業務用の樽である「ケグ」という金属製の樽にビールを詰め込む作業をしています。
びんづめ室
実際に稼働しており、水洗浄された瓶がベルトコンベアで流れていく様子が見えました。
缶づめ室
瑠璃、毬花、伽羅の3種類だけ缶があるので、そちらを作成していました。
缶はビールの劣化が少ないですが、最後の蓋を付けるまでに酸化という劣化を引き起こす酸素にいかに触れさせないかという高い技術が必要だそうです。
試飲
まずは今までの内容の小テストを受けます。
問題はちゃんと見学内容を聞いていたら90点以上は取れると思います。
待ちに待った試飲です。
タップで飲めるのは毬花とLOOPというケグのみ(飲食店専用)の限定品。
残りは生ビールではなく瓶なので若干テンションは下がりますが、タップの2品は飲み放題です。
おつまみは専属契約している農家の牛からできたビーフジャーキー等。
6種類が並ぶと壮観です。
酔い覚ましの水はビールに使用している仕込み水。
確かにホエイっぽい香り!
濃厚で美味しい。
醸造をしている女性の方も臨席し、色々と質問に答えてくれました。
とても勉強になります。
最後に入り口横にあったお土産を購入してフィニッシュ。
毬花と紅赤が詰めたてで、その日のうちに飲んで下さいとのことでした。
ビール造りの勉強になり、帰りに焼きとんを食べることもできるコエド学校。
是非皆様もご参加を。
楽しそうですね(^o^)/ビール並んでるのが壮観です♪
見学自体も面白いので是非一度!
[…] 限定版や季節ものも発売しておりますが、基本は地元の埼玉県川越市でしか飲めなかったりなので結構悔しい。 コエドの醸造所を見学した際にケグでしか販売していないLOOPを飲ませていただきました。 […]
[…] やや甘いモルトの香り。 コエドにも紅芋がありましたが、ちょっと似ている? […]
[…] ハニーラガーなどで有名な金色三麥ことサンマイとコエドのコラボレーション。 […]
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