ラベルの虫の絵を見て自然派だと身構えましたが、そこまで自然派ではなかった。
自然派の入り口に立った方々にはウケが良いのかもしれません。
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ワインデータ
ワイン名:Tinto Nat
生産地:Portugal > Minho > Vinho Verde
生産者:Quinta da Raza (キンタ・ダ・ハーザ)
品種:Vinhão (ヴィニャン)
スタイル:Red Wine
ワイナリー
4世紀以上の歴史を持つテイシェイラ・コエーリョ家には、世代を超えて同じ情熱と献身を持ち続ける多くの思い出があります。
ミーニョ地方内の好立地にあり、大西洋の風と交差するタメガ川とセラ・ド・マラオンの影響を受けた微気候を持つ。
ラザのブドウ畑は、このユニークな地域が惜しみなく提供するケアと条件によって、ここで育っています。
素晴らしい日射量、標高250m、ヴィーニョ・ヴェルデ地方では珍しい粘土片岩の部分を含む花崗岩起源の土壌を持つキンタ・ダ・ラザの畑は、ユニークなテロワールを持っており、この畑で生産されるブドウの品質は、アザル、アリント、アヴェッソ、ヴィンハン、トラジャドゥーラからアルヴァリンホまで、幅広く注目されています。
キンタ・ダ・ラザは、周囲の自然環境との自然なバランスを目指し、生物多様性を保全し、この共生を促進するため、環境統合型生産システムに反映させています。
伝統と革新を両立させるキンタ・ダ・ラザのワインは、手摘み、数世紀前の石造りタンクでの黒ブドウの踏圧といった伝統的な技術や、ユニークで繊細なワインの生産に関する世代を超えた知識を、現代的で大胆、革新的で未来志向のテクノロジーの力を借りて維持しています。
このワインは
アルコール度数:11.5% vol.
全酸性:6,8g(酒石酸)/L)
残留糖分:<1,5g/L
pH:3,48
醸造:このワインは、野生酵母による発酵を自然に任せ、最小限の介入をするアプローチを反映しています。葡萄は数世紀前の石造りのラガレス(石槽)で足踏みされ、ワインはその後デカンタージュされ瓶詰めされます。
テイスティング
紫がかった濃いルビー色。
グラスに注ぐと、微発泡が見られ、細かい泡が優雅に立ち上ります。
自然派ワインとしての透明感と美しさが、このワインの個性をさらに引き立てます。
香りは非常にフルーティーで、ザクロや酸味の強いプラムのアロマが特徴的です。
さらに、ジャムのような甘い果実の香りも感じられ、全体的に濃厚で豊かな香りが広がります。
また、花の繊細な香りがアクセントとして加わり、フレッシュでクリーンな印象を与えます。
この香りの複雑さとバランスの良さは、このワインの特長の一つです。
味わいは、香りと同様にフルーティーで、酸のある赤い果実の酸味が口いっぱいに広がります。
ジャミーな果実味があり、低いタンニンがそのフレーバーを引き立てています。
微発泡の軽い泡が口の中で心地よく弾け、全体的に非常に飲みやすいワインです。
後味にはチェリーの余韻が残り、爽やかな仕上がりとなっています。
このワインは、若々しくエネルギッシュな印象を持ち、気軽に楽しむことができます。
飲んだ日:2022-11-12
飲んだ場所:switch
価格:2,970円(公式HPで7.9ユーロ)
インポーター:稲葉