2016年と2017年のみリリースしているこのワイン。
自然派のイメージが強すぎてこういう白は作っているイメージがありませんでした。
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ワインデータ
ワイン名:Bâtard Montrachet Grand Cru
生産地:France > Bourgogne > Côte de Beaune
生産者:Dom. de Chassorney (Frédéric Cossard) (ドメーヌ・ド・シャソルネイ (フレデリック・コサール))
品種:Chardonnay (シャルドネ)
スタイル:White Wine
ワイナリー
フレデリック・コサールは、人生を超えた人物です。
彼は、人を惹きつけるような生き生きとした表情を持ち、人生に対する真の情熱と、深いワインへの愛情を持っています。
フレデリックはヴィニュロンの家系に生まれなかったため、ブルゴーニュでは並大抵のことではない、ゼロからのスタートを余儀なくされました。
1996年にサン・ロマンとオーセイ・デュレスに数haのブドウ畑を借りて誕生したドメーヌ・ド・シャソルネイは、現在では複数の村にまたがる10haのブドウ畑を所有しています。
また、ネゴシアンとしても活動しており、ブルゴーニュの素晴らしい畑のブドウを入手しています。
これらのワインは、「フレデリック・コサール」という名でボトリングされています。
コサール夫妻は当初から有機的な仕事をしてきましたが、現在はホメオパシーによる治療と、それぞれの土地のニーズに合わせたレメディーに力を入れています。
果実を購入した際には、生産者にブドウの木の手入れのガイドを渡し、畑では生産者と一緒になって自分たちの高い基準で作業が行われるようにしています。
そうすることで、サン・ロマンの石灰岩の崖に囲まれたセラーに、最も自然な状態のブドウだけが届くようにしているのです。
添加物を一切使用しない素晴らしいワインを造るためには、このような細心の注意が必要であり、それはまさに彼らが行っていることです。
白ワインは直接プレスされて樽に入れられ、瓶詰めされるまで澱の上で寝かされます。
赤ワインは、全房のまま約1ヵ月間オープン・トップの樽に入れて、その後皮を剥き、プレスして樽に入れ、ボトリングまで澱の上で休ませます。
単純なことのように聞こえますが、セラーでの細部へのこだわりは誰にも負けません。
フレッド氏は、稀に見る生き生きとした、純粋でディテールに富んだブルゴーニュを生み出しています。
このワインは
収穫日は2016年9月23日。
前年のボンヌ・マールの代わりに仕込んだグラン・クリュ。
フレッド曰く、バタール・モンラッシェ級になるとブドウの出どころや情報は所有者との契約で一切明かせないそうだ。
収穫はせずジュースを1樽分購入しドメーヌで醸造・熟成を行っている。
新樽100%。
テイスティング
黄金色。
パイナップル、ハーブ、ナッツ、ドライフルーツの香り。
濃厚。
深い奥行き。
果実感のある旨味。
骨格のある酸とミネラルが特徴。
飲んだ日:2016-08-27
飲んだ場所:ワインマーケットパーティー
価格:85,600円(EU圏で600ユーロ程度)
インポーター:ヴァンクゥール