スター・レーンと同じオーナーのこのワイナリー。

やや酸がしっかりしているが、まとまりのある味わい。

 

ワインデータ

ワイン名:Syrah Star Lane Vineyard
生産地:USA > California
生産者:Dierberg Vineyard (ディアバーグ・ヴィンヤード)
品種:Syrah (シラー)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

1996年、40年のワイン造りの経験を持つジムとメアリー・ディアバーグ夫妻は、250年の計画にふさわしいワインを造るという夢を実現しました。
フランスとナパを長い間探索した後、中西部で技術とワイン作りを学びながら、サンタ・バーバラの冷涼な海岸沿いの谷間の可能性を発見しました。
家族は2つのエステートを設立しました。
最初は彼らの名前を冠したディアバーグ・ヴィンヤード、後にはドラム・キャニオン・ヴィンヤードで、いずれもディアバーグのラベルを冠しています。
これらのエステートは、ファミリーの象徴的な温暖な気候の場所であるスター・レーン・ヴィンヤードとともに、サンタ・バーバラ・カウンティにある比類なき3つのプロパティの頂点に達しました。

ジムとメアリーの職業は銀行員ですが、ワインの世界では新参者ではありません。
1974年からミズーリ州ハーマンにハーマンホフ・ワイナリーを所有しています。
ハーマンは、禁酒法時代以前は、米国で最も重要なワイン生産地のひとつでした。
ハーマンホフは、セントルイスから西へ車で約1時間のところにあり、アメリカで最も古いワイナリーのひとつです。
夫妻は、過去40年間に渡って敷地の改修を行い、教育と娯楽の場としての評価を高めてきました。

町の歴史と魅力がディアバーグをハーマンに引き寄せた一方で、この地域の中西部の気候は、ジムとマリーが長年にわたってファンになっている伝統的なヨーロッパの品種を支えることができません。
1980年代、夫妻は、その情熱を植え付ける場所をミズーリ州外で探し始めました。
ボルドーやナパバレーでは自分たちの希望に合わないと考えた彼らは、1996年にサンタバーバラ地区にたどり着きました。

現在では、ディアバーグの成長した子供たちとその配偶者が、ブドウ畑とワイナリーの日々の運営に密接に関わっており、事業全体が一つの大きな家族の問題となっています。

このワインは

シラーが産まれるサンタ・イネズのスターレーンの畑は砂利や岩が多く含まれ、ミネラル豊かなブドウが育ちます。
また山岳地帯であるため、収量は自然と少なくなりますが逆に非常に小粒の濃厚なシラーを産み出します。
この濃厚で凝縮度の高いシラーは醸造過程でプレスする必要もなく、フリーランで落ちてきたブドウジュースだけで醸造されるため嫌な苦みやタンニンが一切ありません。
色合いは濃厚で華やかに香り、フレッシュで口当たりは滑らかな質感を持ちます。
正に畑が産み出すワインと言えます。
醸造に用いられる樽もできるだけ樽が前に出ず、うまくワインと混じりあうように600Lの旧樽が使用されています。
樽はあのギガルが購入している同じトロンセーの樽業者から購入しています。

テイスティング

深い赤紫色。
ベリー、チェリー、インクの香り。
酸がしっかり。
余韻長い。

飲んだ日:2018
価格:5,200円(公式HPで44ドル)
インポーター:モトックス

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