友人がワイン会に持ち込んできたワイン。
長年ペトリュスのワインメーカーを務めたジャン・クロード・ベルーエ作という事で期待が集まりましたが、残念ながら保存状態が悪かったようで酸化が進んでおりました。
|
ワインデータ
ワイン名:Vieux Ch. Saint André
生産地:France > Bordeaux > Saint Émilion
生産者:Vieux Ch. Saint André (ヴュー・シャトー・サン・タンドレ)
品種:Merlot (メルロ), Cabernet Franc (カベルネ・フラン)
スタイル:Red Wine
ワイナリー
ヴュー・シャトー・サン・タンドレは、2007年に引退するまで44年間ペトリュスのワインメーカーを務めたジャン・クロード・ベルーエのものです。
ベルーエは、1964年にジャン=ピエール・ムエックス社のワインメーカー兼テクニカルディレクターに抜擢され、ポムロールとサンテミリオンのワインの生産を全面的に担当していました。
これらのエステートには、シャトー・マグドレーヌ、トロタノワ、ペトリュスなど、12以上の所有地が含まれています。
彼はこの役割を44ヴィンテージに渡って果たしました。
2007年にワイン造りから正式に引退しましたが、息子のジャン・フランソワ・ベルーエの助けを借りて、イスラエル、アルゼンチン、中国、フランスのワイナリーで技術コンサルタントとして活躍しています。
JC・ベルーエは、モンターニュ・サンテミリオンに8haのヴュー・シャトー・サン・タンドレを所有し、息子のジャン・フランソワとともに経営しています。
クリスチャン・ムエックスは、引退に際し「ジャン・クロード・ベルーエの貢献は、長かっただけでなく、計り知れないものがあります。ワインだけでなく、詩にも生涯にわたって情熱を傾け、彼の哲学は、ワインがテロワールを表現することであり、常に抽出よりもエレガンスを優先してきました。」と述べています。
8haのエステートからは、80%のメルロー、15%のカベルネ・フラン、5%のカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしたワインが生産されています。
涼しく、厳しく、純粋。
特にデキャンタに入れて1時間後には、果実の凝縮感と落ち着きが感じられます。
このワインは
2002年の最初の4ヶ月間は、穏やかでかなり乾燥していました。 5月は好天に恵まれましたが、最後の10日間は天候が悪化し、6月10日まで低温・多雨の時期が続きました。 7月、8月、9月は涼しく、8月には平均以上の雨が降りました。9月には乾燥した天候が戻った。5月から8月末までは例年より日照時間が少なかった。
テイスティング
注ぎたてはなかなか香りが立たない。
ベリーの甘い香り。
味わいからして既にピークを超えている。
後半酸が目立つ。
飲んだ日:2016-11-17
飲んだ場所:SIBAFU
価格:2,000円
インポーター:エノテカ