公式HPが物凄いヌルヌル動くのでフランス語が分かったら更にかなり楽しいのだろうなと思います。

インポーターのフィラディスの加護なのか日本語も選択できます。

 

ワインデータ

ワイン名:Le Rosé
生産地:France > Champagne
生産者:Champagne Chartogne Taillet (シャルトーニュ・タイエ)
品種:Chardonnay (シャルドネ), Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Sparkling Wine(Rose)

ワイナリー

7世紀に メルフィ村に土着し私たちの村のヴィニョロン達は サン・ティエリー修道院のベネディクト派の修道士達の遺産を受け継いでいます。
メルフィのブドウ農家の人々は 世代を超えて修道院と共に 私たちの丘陵地のブドウ畑の景観を 地理的条件や表土、土壌の違いに目を向けながら 区画ごとに細かく刻んでいきました。
その後、それぞれの土地に名付けられた名前は≪リューディ≫として、村の地図に刻まれることになります。
そして各区画の土壌は そこに植樹されたブドウの根や樹を今も育んでいます。

私たちのブドウ栽培農家としての家系は 1490年のニコラ・タイエ そして1540年のフィアクル・タイエに遡ることができます。
1700年初頭には 学識豊かなブドウ栽培者、フィアクル2世・タイエが ブドウ栽培者の生活と彼が生きた時代に起こった数々の村の出来事を記した回想録を残しています。
シャルトーニュ・タイエ家は この先祖のDNAを受け継ぎ、何代にも渡って覚書を書き記してきました。

私たちの仕事は 私たちの眼差しとセンスによって導かれています。1つ1つの仕事は植物の、ブドウの樹の、そして私たちを取り囲む環境によって左右されます。
私たちは昔から受け継がれてきたブドウ栽培者のノウハウに再び目を向け、人間たちが化学薬品や機械を用いなかった、そして自然に害を与えずに栽培を行っていた時代のやり方を見直すことにしたのです。
畑の仕事は手作業で、自然と共に馬の助けを借りながら行っています。

ワインを味わうこと、それはミネラル感、口当たり、余韻の長さ、風味、何処でワインが誕生したのか、ブドウが力強く、そしてその自然の知恵を駆使して根を張るその表土、またはその下層土の構成はどうなっているのかを理解することです。
私たちはこれらの知恵を次の時代へ、ボトルからボトルへと伝えていく伝道者です。そのために 多種多様なテロワールの持ち味を損なわないように、そして裏切らないように細心の注意を払っています。
私たちの先祖は書物を残すことによって私たちを導いてくれていました:ブドウの植え方、剪定の方法、各々のテロワールにおけるブドウの生育のサイクルについて…

今日私たちの活動は 脈々と受け継がれてきたノウハウによって導かれています。
私たちはかつてのベネディクト派の修道士たちが行ってきたワイン醸造の方法を新たに誕生した発泡酒のシャンパーニュ造りに応用しているのです。
それはつまり土地の味わいを忠実に守るワインが、発泡酒になるということ。
私たちは如何なる認証マークも必要としていません。
ただ単にボトルの中に私たちのテロワールの味、風味を体現していくだけです。

このワインは

ル・ロゼはシャルドネと黒ブドウ(ピノ・ノワールの比率が高い)のアッサンブラージュのシャンパーニュです。
ブレンドに用いられる赤ワインは ≪赤ワイン造り≫のブドウとして定評のある2つの区画の内、何れかの畑で収穫されたブドウから醸造されています。
一部の年にはオリゾーの区画のものが、2017年以降は サン・ティエリーの≪レ・フォンテーヌ≫産の赤ワインがブレンドされています。
ル・ロゼは 私たちのメゾンでは 異色の存在です。
区画もののシャンパーニュに比べてより複雑な醸造のセンスが問われます。
白ワインに赤ワインをブレンドすることによって、過度なボリューム感、果実味、タンニンの強さが出ないように 細心の注意を払わなければなりません。
ブレンドのベースになる収穫年:このワインは大抵単一収穫年となります。

ワインにフィルター掛けは行いません。
フィルター掛けは ワインのテクスチャー、つまり口の中でのふくよかさとミネラルのバランスを過度に変化させてしまいます。
このロゼにはほぼ毎回1L当たり5~6gのドザージュを行います。
これは第二次発酵で発生した泡と熟成のバランスを考慮したものです。

テイスティング

サーモンピンク。
ミネラルを感じるチェリー、赤い果実の香り。
眼を閉じてしっかりと香りと味わいを拾うとアジアンスパイスもある。
可愛らしい味の割にしっかりとした味わいが特徴。

飲んだ日:2021-07-10
飲んだ場所:ピアット・デル・ベオーネ
価格:7,600円
インポーター:フィラディス

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