飲んだワイン ジャン・ミッシェル・ギュイヨン/ジュヴレ・シャンベルタン キュヴェ・メ・トロワ・フィス2021 9点
久しぶりか初めて飲んだワイナリー。
驚きの美味しさでした。

ワインデータ
ワイン名:Gevrey Chambertin Cuvée Mes Trois Fils
生産地:France > Bourgogne > Côte de Nuits > Gevrey Chambertin
生産者:Dom. Guillon et Fils (ドメーヌ・ギュイヨン)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Red Wine
ワイナリー
家族による継承
1980年、ジャン=ミシェル・ギヨンによって創設されたこのドメーヌは、わずか2ヘクタールの借り畑からその歩みを始めました。
かつてはエンジニアだったジャン=ミシェルは、ブルゴーニュと葡萄畑に恋をし、情熱と忍耐をもって今日では名門として知られる家族経営のドメーヌを築き上げました。
現在ではジュヴレ=シャンベルタン(Gevrey-Chambertin)とその周辺で約16ヘクタールの畑を耕作しています。
新しい世代の台頭
2001年からは息子のアレクシ(Alexis)がこの冒険に加わり、そのエネルギー、商才、そして完璧な仕事への敬意をもたらしました。
父と息子は共に、「表現力に富み、エレガントで、テロワールへの忠実さを備えたワインを造ること」という同じ信念を共有しています。
世代交代は自然に行われ、ルーツを決して忘れずに、未来を見据えた共通のビジョンのもとで歩んでいます。
確固たる哲学
それぞれのキュヴェは、剪定から瓶詰めに至るまでの緻密な作業の結晶です。
ドメーヌでは、土壌に配慮したブドウ栽培を実践しており、2016年からは環境価値重視認証(HVEレベル3)を取得しています。
セラーでは、すべてのワインを100%新樽で熟成させ、テロワールの個性が最大限に表現されるよう、極力介入を抑えた醸造を行っています。
進化を続けるドメーヌドメーヌ・ギヨン・エ・フィスは、近代的な設備への継続的な投資を行ってきました。
たとえば、選果台、光学式選果機、ステンレスタンク、冷却装置などを導入し、これらのツールが伝統的な職人技を支えています。
これにより、厳しい気候条件の年であっても、厳格かつ安心して収穫に臨むことが可能となっています。
このワインは
わずか1haのEs Murotsという標高200m東向きの斜面に位置する畑のブドウから生産されるワイン。
しっかりとヴォリューム感と熟度を伴ったベリー系風味が感じられる。
*インポーターより
テイスティング
ピノ・ノワールとしてはやや濃い印象の、紫がかった深いルビーレッド。
グラスの縁には透明感のある輝きが見られる。
第一印象は、熟したフランボワーズやブルーベリーの果実香。
そこにカシス、チェリー、紅茶葉のニュアンスが重なり、さらに時間とともに鰹節や梅、土、鉄分、スパイス、アニス、ハーブなどの複雑な香りが立ち上がる。
トップノーズにはわずかに血のような香りが感じられ、黒糖とオレンジのような甘苦い香りが融合する。
口に含むと、粘性を感じるほどに凝縮した果実の芯が広がり、しなやかで細やかなタンニンがワインに厚みを与える。
しっかりとした酸が全体を引き締め、果実味とタンニンのバランスが非常に良い。
味わいには鉄分やスパイスのニュアンスがあり、ジュヴレ=シャンベルタンらしい力強さと深みを感じさせる。
余韻にはやや渋みが残りつつも、長く続く果実のコクと酸のエネルギーが印象的。
果実味、酸、タンニンのバランスが見事に取れた、典型的なジュヴレ=シャンベルタン。
若いうちは力強く、熟成によってさらに深い旨味と複雑さを増すポテンシャルを秘めている。