飲んだワイン ターリー/カリフォルニア ジンファンデル ロゼ2022 7点
先日ターリーの赤を飲んだと思ったら、ロゼを飲む機会が。
プロヴァンスっぽいつくりをしていると作り手が書いているように華やかな感じではありますが、アメリカのマッチョさも忘れてはいない。

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ワインデータ
ワイン名:California Zinfandel Rosé
生産地:USA > California
生産者:Turley Wine Cellars (ターリー)
品種:Zinfandel (ジンファンデル)
スタイル:Rose Wine

ワイナリー
ターリー・ワイン・セラーズは1993年、元救急医のラリー・ターリーによってナパ・ヴァレーに設立された。
ワインメーカーのテガン・パッサラクア(Tegan Passalacqua)の指揮の下、ターリーは現在、カリフォルニア全土の50以上の畑から50種類のワインを造っており、ジンファンデルとプティット・シラーを中心に、その多くは1800年代後半に遡る樹齢のものである。
有機栽培を行い、これらの品種の古樹の畑に集中することで、ターリーはカリフォルニアのユニークなワイン造りの文化を創造し、保存することを目指している。
私たちの価値観
私たちは、従業員、ブドウ畑、そしてワインに対して誠実で忠実です。
私たちのワインのように、私たちは寛大で、ユニークで、すべての行動において過剰なサービスを提供します。
私たちは楽しみながら、他者の利益を最優先します。
私たちは教育と継続的な学習を大切にし、社員が潜在能力を最大限に発揮して輝くことを奨励します。
私たちはどこにいても、何をしていても、たとえ誰も見ていなくても、誠実に行動します。

このワインは
歴史
私たちはジンファンデルのぶどうの一部を早め(糖度19ブリックス)に収穫し、この鮮やかでドライなロゼを造ります。
香りには淡いバラの花びらや野いちご、そしてわずかに雨上がりの土のようなニュアンスが感じられます。
口当たりは酸が高く、アルコール度数は低めで、しっかりとした骨格を持ち、とても爽快です。
ステンレスタンクで発酵させた後、使用済みのフレンチバリック樽でのみ熟成させています。
造り方はプロヴァンスのロゼに近いですが、このワインははっきりとカリフォルニアらしさを持っています。
ホワイト・ジンファンデルには良い本質がある一方で、あまり良くない評判もあります。
私たちはそのイメージを変えていきたいと思っています。
詳細
AVA:カリフォルニア
品種:ジンファンデル
栽培:手摘み収穫
発酵:天然酵母
樽:ステンレスタンク発酵後、100%使用済みフレンチバリック樽で熟成
熟成:7か月(樽)
瓶詰:無清澄・無濾過
初ヴィンテージ(ターリー):2011年
提供温度:4~10℃(40~50ºF)
リリース:夏

テイスティング
色調はサーモンピンクからライトサーモンにかけて広がり、光に透かすと柔らかなバラ色の輝きが浮かび上がります。
グラスの内側を伝う脚は緩やかでありながら粘性を示し、しなやかな質感を期待させます。
その透明感の中に、熟成からくる落ち着きと果実由来の若々しさが共存しており、視覚的にも非常に魅力的です。
香りは立ち上がりから複雑かつ華やかで、まずは完熟したストロベリーやチェリー、桃といった赤系果実がふんわりと広がります。
そこに赤いリコリスやメロンキャンディのような甘やかさが寄り添い、同時に白胡椒やペッパリーなスパイスがアクセントを添えています。
フローラルな香りは濃厚かつ柔らかで、まるで花びらがグラスの中で舞うかのように優雅。
さらに石灰やスレートを思わせるミネラル感や、海風を想起させる心地よい潮のニュアンスが重なり、奥行きを一層引き立てます。
わずかにバニラのような甘いトーンも感じられ、香りの幅広さと調和が見事に表現されています。
口に含むと、その第一印象は非常にフレッシュで生き生きとした果実味。
甘酸っぱいストロベリーやチェリーが中心となり、ジューシーな桃や爽やかなメロンの風味が広がります。
酸はきりっとしながらもバランスよく、ワイン全体を引き締めつつ快活な印象を与えています。
ボディはライトからミディアムにかけてしなやかで、軽やかでありながら決して薄さを感じさせません。
タンニンはきめ細かく、口中で静かに伸びていき、味わいに立体感をもたらします。
後半にはミネラルとわずかなヨードや潮の要素が調和し、清らかな余韻を演出。
フィニッシュは長く、果実の甘やかさとフローラルな印象が穏やかに続きます。
飲んだ日:2025-08-25
飲んだ場所:switch
価格:6,830円
インポーター:リエゾン