飲んだワイン ウォンジェム・シャトー/サンジョヴェーゼ プーリア2020 7点

最終更新日

シャトーとあるのでフランスのワイナリーかと思ったらイタリアワイン…

調べたらラングドックやオーストラリアでもこのシャトーの名前で出しているので、謎過ぎるワイナリー。
そもそもワイナリーなのかもわからない。

 

ワインデータ

ワイン名:Sangiovese Puglia
生産地:Italy > Puglia
生産者:Wongem Chateau
品種:Sangiovese (サンジョヴェーゼ)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

情報が全く見当たらなかったのですが、ChatGPTによると
本件の「WONGEM CHATEAU」は、イタリア・プーリア州のワイナリーという公式情報は見当たりませんでした。代わりに、中国系サイトではオーストラリア産のワインブランドとして扱われています。
中国JD.comのサイトによれば「伯候王爵·城堡 WONGEM CHATEAU」の商品名で販売されており、産地は南オーストラリア州、アルコール度数14.5%の輸入赤ワインと記載されています。
ワイナリーの設立年や経営者、生産規模など詳細は公開されておらず、公式サイト等も確認できませんでした。
中国の卸・小売業者(供給者として「貴州酒度電子商務有限公司」が名を連ねています)による輸入販売ブランドの可能性が高いと見られます。
との事。

このワインは

ラベルに浮き彫りされたライオン(獅子)の意匠は、商品名にも書かれている「狮子座T4(Leoサイン T4)」を示しています。
つまり“獅子座”モチーフ(黄道十二星座の獅子座)をテーマにしたデザインとみられます。
「WONGEM CHATEAU」のブランド名には王侯や城郭を連想させる漢字も含まれており、獅子は王権や高級感の象徴でもありますが、公式解説は見当たりません。
ラベル表記の通り星座モチーフのシリーズ名と思われ、ワイン名自体に特別な由来表示はありません。

テイスティング

中程度の濃さを持つガーネット色がグラスの中で艶やかに輝き、縁には真紅のバラを思わせる華やかな反射が広がります。
色調は中心から外縁にかけて自然なグラデーションを描き、その視覚的な美しさがワインの上質さを物語ります。
ルビーレッドのニュアンスも感じられ、イタリア南部プーリアの陽光をたっぷり浴びたブドウの力強さとエレガンスを同時に想起させます。
香りは非常に多層的で、サンジョヴェーゼ特有のチェリーの鮮やかな香りがまず立ち上り、熟したプラムやフランボワーズ、コンフィにしたイチジクの濃密さがそれに続きます。
さらに、スミレのような上品なフローラルノートやイチゴの甘酸っぱいニュアンスが彩りを加え、そこに胡椒やほんのりとしたスパイス感が奥行きを与えます。
樽熟成から生まれたバニラの柔らかな香りと甘やかなナッティな風味が全体を包み込み、時間とともに香りの表情が豊かに変化していきます。
味わいは、酸味、果実味、タンニンが絶妙に溶け合った調和の取れたスタイル。
口に含むとチェリーやプラムの果実味がみずみずしく広がり、程よい酸が全体を引き締めます。
タンニンは軽やかでシルキー、口当たりはソフトで丸みを帯び、心地よいスパイス感が後半にかけて優雅に続きます。
余韻にはほのかなハニーの旨味が感じられ、安心感と温かみを伴った印象を残します。

飲んだ日:2025-08-09
飲んだ場所:switch
買った日:2025-05-14
買った場所:オークション
価格:1,400円
インポーター:不明

wineninja

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする