飲んだワイン 小牧ヴィンヤード/ブラン・ド・ノワール メルル2022 7点

最終更新日

ルミエールに委託醸造していると思われるワイナリー。

ブランドノワールはピノノワールが多いですが、これはメルロ主体で珍しい。

 

ワインデータ

ワイン名:Blanc De Noirs Merle
生産地:Japan > Yamanashi
生産者: Komaki Vineyard 小牧ヴィンヤード
品種:Merlot (メルロ)
スタイル:Sparkling Wine(White)

ワイナリー

八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、富士山をも望む標高820mの地でブドウを栽培しています。
この場所で2005年に初めてメルローの苗を植え小牧ヴィンヤードの歴史が始まりました。
山梨県北杜市は日照時間が日本一で晴天率が高く、朝晩の寒暖差が大きいなど、ブドウ栽培に適した気候条件が揃っています。
「良いワインは良いブドウから」を信じ、栽培に力を入れて化学肥料や除草剤には頼らず、春先の消毒と有機栽培に認められたボルドー液の散布のみで栽培しています。
この地のテロワールを反映したエレガントで上質なワインを目指しております。

栽培品種
小牧ヴィンヤードのワインはすべて敷地内の自家農園で無農薬栽培された原料葡萄を使用しています。
栽培品種はメルロー種、カベルネソーヴィニヨン種、カベルネフラン種、バルベーラ種、ソーヴィニヨンブラン種を中心に他の品種の試験栽培も行なっています。

このワインは

黒ブドウで造った白ワインを意味する「ブラン・ド・ノワール」。
メルロ種を主体とし、シャンパーニュ方式による瓶内二次発酵で長期熟成させてつくりました。
夏みかんのような清々しい柑橘系の果実味と瓶内二次発酵による細やかでクリーミーな泡だちのエレガントなスパークリングワインです。
メルルはフランス語でクロツグミのこと。「メルロ」の語源はこの鳥が真っ先にその熟した実をついばむことに由来しています。

テイスティング

輝きのある濃い黄金色が広がり、透明感と瑞々しさを感じさせます。
ほんのりと緑がかったニュアンスが見え隠れし、フレッシュさと若々しさを思わせます。
グラスの縁にかかるワインの動きも滑らかで、エレガントな印象を与えます。
香りは非常にフルーティーで魅惑的。
ライチやパッションフルーツといったエキゾチックな果実のアロマがふわりと広がり、続いて、桃やアプリコットの優しい香りが顔を出します。
そこにグレープフルーツやスグリの爽やかな柑橘のニュアンスが重なり、清々しさとみずみずしさが一層引き立ちます。
アロマの強さと繊細さが見事に調和し、香りを嗅ぐだけで心が躍るような印象を与えます。
口に含むと、果実の凝縮感がしっかりと感じられ、フレッシュな酸味が絶妙なバランスで広がります。
アタックは豊かな果実味に満ち、まろやかな口当たりが心地よく続きます。
甘さは控えめでありながら、果実の自然な風味がほどよい甘みとして感じられ、味わいの奥行きを生み出します。
シャープさは穏やかで、アルコールの心地よい温かみが余韻へと優雅につながります。
最後に、ほのかに漂うほろ苦さが全体の味わいを引き締め、余韻に複雑さと上品さを添えています。

飲んだ日:2024-12-01
飲んだ場所:オアシス
価格:6,380円

wineninja

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