飲んだワイン 松原農園/ミュラー・トゥルガウ2023 7点

最終更新日

初めて飲んだ作り手。

安価に手に入りしっかりおいしいワインを作る。

 

ワインデータ

ワイン名:ミュラー・トゥルガウ
生産地:Japan > Hokkaido
生産者:松原農園
品種:Müller Thurgau (ミュラー・トゥルガウ)
スタイル:White Wine

ワイナリー

昭和34年福岡県小倉生まれ、広島育ちである。
地元広島大学で発酵工学を学び酒造会社に勤務した後、昭和61年に小樽市の北海道ワイン(株)に転職。
その後葡萄栽培とワイン醸造にあたり平成5年よりニセコ山麓、蘭越町の上里地区・森の中の開拓跡地に入植し、ワイン専用葡萄を用いた日本人に適したワインの一環生産を目指して、葡萄栽培を開始しました。
お得意様に出資を募り、「口コミ・ファウンディング」で2014年より自社工場を開始。原料からの一貫体制で今までと変わらぬワインを生産しています。

松原農園も今年で生まれて31年目に入ります。
初めてワインを出荷できたのが1996年。
29年間にわたってワインをお届けしてきました。
そして、2014年秋、念願の醸造場が完成し、「ワイナリー」として再スタートしました。
現在の目標は、「今までと同じ、飲みあきしない良質のテーブルワイン」をお届けすること。
派手でない、料理の邪魔をせず食卓を陰で支えるワインになる事を願って造り続けてきた路線を、かわらず追求していきたい。
テーブルワインとしての必須条件、どんな料理にも合う、どんな好みの方にも合う懐の深さが自慢です。
今年5月には、新工場からの第10号酒になる「2023年産ミュラー・トゥルガウ」がリリースされます。
このワインは全国の食卓で飲まれています。
蘭越町内と、松原農園からの通信販売でしか手に入れることができないワインです。

このワインは

今年4月にリリース 2023年収穫

テイスティング

輝きのある透明感が美しい淡い色調が広がります。
繊細な淡黄色で、見る角度によって表情を変える奥行きのある色合いです。
その透明感が、このワインの持つフレッシュで洗練された味わいを予感させます。
香りはとてもフルーティで華やか。
ライムやグレープフルーツ、黄リンゴ、キンカンといった柑橘系の爽やかな香りが広がります。
そこにマスカットや白い花、パイナップルのようなフルーティな甘やかさが加わり、エレガントな印象を醸し出します。
さらに、ミントやハーブのフレッシュな香りが全体を引き締め、心地よい奥深さを感じさせます。
ミネラル感もしっかりと感じられ、まるで海辺のそよ風を思わせるような清涼感があります。
口に含むと、みずみずしさが心地よく広がり、軽やかなボディでありながらも存在感のある味わいが特徴です。
甘みは控えめで、ドライな仕上がりながらも酸味が豊かで、全体にしなやかなバランスをもたらしています。
酸は決して鋭すぎることなく、やわらかく広がりながらも厚みを持って感じられ、ワインの骨格をしっかりと支えています。
ほんのりとした苦みが余韻に残り、これがミネラル感と相まって、洗練された印象を与えます。
爽やかで伸びのある酸味と、それを包み込むような穏やかな甘みが、最後まで心地よい余韻を生み出します。

飲んだ日:2024-12-01
飲んだ場所:オアシス
価格:2,100円

wineninja

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする