飲んだワイン くらむぼんワイン/カベルネ・ソーヴィニヨン 七俵地畑収穫2015 6点

最終更新日

国語の授業で出てくる謎の生き物と思われる「くらむぼん」名の付いたワイナリー。

現在このワインはカワセミラベルの「くらむぼんカベルネ・ソーヴィニヨン」として販売。

 

ワインデータ

ワイン名:Cabernet Sauvignon 七俵地畑収穫
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:株式会社 くらむぼんワイン (旧 山梨ワイン)
品種:Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

『くらむぼん』という名前は、宮沢賢治の童話『やまなし』で蟹が話す言葉に由来します。
人間と自然の共存、科学の限界、他人への思いやりを童話で伝えた宮沢賢治に共感し、この社名が名づけられました。

そして“くらむぼんワイン”は、勝沼のブドウ畑と自然が両立しつつ、地域住民とワイナリーが協力し合っていく。
その中で地域の特産、甲州やマスカットベーリーAが日々の食卓に登るデイリーワインとして親しまれ、和食文化の一端を担っていくことが私たちの願いです。

1913
一代目 長作が自家ブドウで葡萄酒造りを開始
1932
近隣のブドウ農家が集まり田中葡萄酒醸造協同組合』となる
1962
持ち株を買い取り『有限会社山梨ワイン醸造』設立
2006
株式会社化し『株式会社山梨ワイン』と社名変更
2013
創業100周年を迎え、原料ブドウを国産100%とする
2014
『株式会社くらむぼんワイン』と社名変更

くらむぼんワインのワイナリーは、勝沼町の祝地区、国道20号線と旧甲州街道に挟まれた閑静な通り沿いにあります。
ワイナリーへの訪問は自由で、テイスティングやワインセラー、四季折々のブドウ畑の見学もできます。
そんな、当ワイナリーの魅力をすこしご紹介します。

このワインは

自社農園で自然栽培されたカベルネ・ソーヴィニョンを用い、手摘みで丹念に選果しながら収穫後、果皮についた天然酵母にて醗酵。
その後フレンチオークでマロラクティック醗酵、樽熟成を1年余り行った後、無ろ過、非加熱で瓶詰めしました。

テイスティング

深みのある濃いルビー色が美しく輝き、グラスの縁にはわずかに紫がかったニュアンスが見られます。
しっかりとした色調からは、熟した果実の豊かさと、力強いストラクチャーを想像させます。
光にかざすと透明感もあり、エレガンスを感じさせる佇まいです。
香りの第一印象は、カシスやブラックベリー、プラムといった黒系果実の凝縮感あふれるアロマ。
そこにスミレのような華やかさが加わり、より複雑な印象を与えます。
さらに、タバコや甘草、クローブ、黒胡椒といったスパイスの香りが心地よく漂い、熟成による奥行きを感じさせます。
樽熟成によるバニラやトースト香、さらにはコーヒーやカカオの香ばしいニュアンスも繊細に溶け込み、時間とともに表情が変わっていく魅力的な香りの構成です。
口に含むと、凝縮感のある果実味が広がり、しっかりとしたタンニンがワインの骨格を支えています。
甘味は控えめで、ドライながらもバランスが取れたミディアムボディ。
アタックはフレッシュな酸が感じられ、味わいに活力を与えています。
時間が経つにつれて果実の甘みがほんのりと現れ、タンニンがよりしなやかに変化していきます。

カベルネ・ソーヴィニヨンは日本では難しいのか…
果実味とか色々まだ海外には届かない感じ。

飲んだ日:2024-12-14
飲んだ場所:オアシス
価格:4,500円

wineninja

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