飲んだワイン 塩山洋酒醸造/樽甲州2023 7点

最終更新日

久し振りに飲んだ作り手。

樽感はそこまで強くなかった。

 

ワインデータ

ワイン名:樽甲州
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:Enzan Wine 塩山洋酒醸造
品種:Koshu (甲州)
スタイル:White Wine

ワイナリー

弊社は、昭和32年4月山梨県塩山市(現在甲州市塩山)において、果実生産者組合を母体に果樹栽培の振興と農産物加工を目的として設立され、自園農場をはじめ契約栽培農家で生産された県内産葡萄を100%使用したワイン造りを行っております。
葡萄栽培を主産業とする当地におきまして農産加工を通じ地域社会に僅かでも貢献できる企業でありたいと考えています。

このワインは

スキンコンタクトにより果皮の旨味・香り成分を抽出し、アメリカンオークで樽発酵と樽熟成。
果実香と樽香との調和がとれ、生き生きとした余韻の長い酸が特徴で、とてもボリュームのある力強い味わいの白ワインです。

テイスティング

黄金色の輝きを放ちながら、ほんのりととろみを感じる美しい外観が広がります。
やや黄色みがかったニュアンスがあり、熟成による奥深さを想像させます。
透明感のある輝きがあり、グラスの縁には緩やかに滴る粘性が感じられます。
甲州らしい清らかさと、樽熟成からくるまろやかさが共存する、洗練された色調です。
香りは非常に多彩で、まず最初に感じられるのは、熟したメロンや洋梨の優しくフルーティな香りです。
続いて、和柑橘の爽やかなアロマが広がり、ユズのようなフレッシュな印象が心地よく漂います。
蜜蝋のような甘く奥行きのある香りも感じられ、全体的に非常にバランスの取れた香りの構成になっています。
樽の影響は控えめで、果実のピュアな個性を引き立てています。
口に含むと、まず感じるのは和柑橘や洋梨のフレッシュな果実味。
そこにほのかな炭酸のようなニュアンスが加わり、爽やかで軽快な印象を演出します。
酸味は柔らかく伸びやかで、優雅に広がる余韻が心地よく続きます。
アタックからフィニッシュにかけて、乳酸飲料を思わせる優しいまろやかさと、柑橘のような爽快な風味が見事に調和しています。
後味にはほのかな果実の甘みと、繊細な苦味がアクセントとなり、上品な余韻を楽しめます。

飲んだ日:2024-12-14
飲んだ場所:オアシス
価格:3,300円

wineninja

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