飲んだワイン 三養醸造/創業90周年記念ワイン 三養2022 7点

三養醸造は小さいですが、結構熱烈なファンがいるワイナリー。
幻想的な猫のイラストが印象的。
90周年で990円と言う驚きの価格。
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ワインデータ
ワイン名:90th Anniversary Wine Sanyo
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:三養醸造
品種:Petit Manseng (プティ・マンサン), Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン), Sangiovese (サンジョヴェーゼ), Muscat Bailey A (マスカット・ベーリーA), Kai Blanc (甲斐ブラン), Harmo Noir (アルモ・ノワール)
スタイル:Red Wine
ワイナリー
昭和8年ごろに初代社長の山田八十八が創業しました。
三養醸造の名前の由来は宋代の有名な詩人
蘇東坡の漢詩 三養訓から
安分以養神
寛胃以養気
省費以養財
「美味しい葡萄酒を飲んで楽しく生きよう」という意味です。
創業以来ずーっと日本の葡萄だけを使い、日本ワインを作り続けてきた「純国産ワイナリー」です。
南東南に傾斜した牧丘町の畑は太陽が良く当たります。
山梨市牧丘町にある畑の面積は8反強(およそ8800㎡ )。
1980年シーズン以降は除草剤等の使用を完全に停止しました。
土壌の充実が美味しいブドウを育み、美味しいワインを作るでしょう。
この地域に根差したワイン専用欧州系ぶどう栽培の契約農家様を募集しています。
このワインは
創業90周年を記念して、あえて肩肘を張らない、気軽に楽しめるワインを造りました。
マスカットベーリーAの素朴さと黒白欧州系品種のエレガントな香りが魅力です。
開けたてはピチピチフレッシュですが、2日目はより美味しく感じられます。
【飲み頃】2023年10月〜2033年3月頃
【ラベルデザイン】ネコユウコ「90周年おめでとうと、90年間ありがとうの感謝の気持ちを、太陽とキラキラでイメージしました♪」
【醸造家のつぶやき】三養醸造がある窪平地区の自社圃場にてフィールドブレンド、栽培品種は完成するワインを想像しながら植え付けた、混植している畑で収穫したブドウを破砕しワイン造りに向かう、その年の天候に沿ったワイン、雨が多かったり、湿度が高かったり、果皮からの抽出も優しく果汁を丁寧に扱う、発酵温度管理も上手く調整した、瓶詰め時期について悩んだ、ステンレスタンクで熟成中のワインには味わい香りのピークがある、何をピークと考えるかで悩んだ、それぞれ違う速度でバランスで変化してゆく、今が、どこにあるのか、ブドウの樹が休眠期に剪定作業があるどの位置まで切り戻すのか、どのように誘引するのか、混植混醸の魅力、毎年続いてゆく畑。
テイスティング
濃いアセロラのような深い赤色で、光を透かすとほのかにレンガ色が混じり、温かみのある色調が魅力的です。
紫が控えめで、自然派っぽいワインならではのナチュラルで素朴な美しさを感じさせます。
香りは華やかで、赤いベリーの芳醇さが最初に立ち上がります。
さらに、遠くでかすかな薫香のような香ばしさもアクセントとなっています。
これにより、全体的に奥深く、豊かな印象を与えつつも、青さが少し加わり、若々しさや瑞々しさが引き立ちます。
味わいは、まず爽やかな酸味が口中に広がり、まるで熟した梅柴のような印象を抱かせます。
微炭酸が感じられるため、軽やかで飲みやすいのが特徴です。
さらに、程よい塩味が加わり、全体を引き締める役割を果たしています。
タンニンは柔らかく、余韻にじんわりとした深みをもたらし、飲みごたえがありながらもすっきりとした仕上がりです。
温度が上がると果実の甘やかさが顔を出し、味わいがさらにまろやかに変化し、楽しさが増す、心地よい余韻を楽しめるワインです。
飲んだ日:2024-11-01
飲んだ場所:オアシス
価格:990円