現在はブルゴーニュの高騰地獄を煮詰めたようなお値段ですが、安い頃に購入したので躊躇なく開けました。
元々自然派だというので、劣化なのか自然派感なのか判断に迷う所でした。
現行のお値段で同じような味わいだったら絶対に買わない(買えない)。
|
ワインデータ
ワイン名:Nuits Saint Georges
生産地:France > Bourgogne > Côte de Nuits > Nuits Saint Georges
生産者:Dom. Arnoux Lachaux (Dom. Robert Arnoux) (ドメーヌ・アルヌー・ラショー (ドメーヌ・ロベール・アルヌー))
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Red Wine
ワイナリー
ヴォーヌ・ロマネにあるこの14haの家族経営のドメーヌの6代目を継いだシャルル・ラショーは、2011年から徐々に頭角を現し、2012年からは父パスカルの跡を継いで単独で醸造を始めた。
頑固なワイン生産者であるシャルル・ラショーは、いち早く改革に取り組んだ。
全房醸造、短いタンク熟成、澱引きなしの熟成、10~30%の新樽使用。
これは、伝説的なドメーヌ・ルロワの手法にインスパイアされた難易度の高いアプローチである。
シャルル・ラショーは、ワインに対して非常に個人的な美学を持っており、特定のスタイルを主張することを望んでいない。
その代わりに、テロワールの表情を可能な限り忠実に反映させることに努めている。
2016年以降、ピノ・フィンと名付けられたシンプルなブルゴーニュを皮切りに、ワインのレベルは格別で、素材が溶け込み、強烈な香りを放ち、2017年、2018年はさらに進歩している。
唯一の欠点は、価格が高騰し、ワイン購入が困難なことだ。
ゴブレ剪定への回帰、高梢剪定、剪定なし、接木剤の事実上の使用中止など、近年ブドウの木に施された大規模な作業により、今後数年間はさらに前進できるはずだ。
このワインは
樹齢60年の区画から造られるこのキュヴェは、オーク樽熟成(30%新樽)。
テイスティング
コルクが弱っており折れてしまったが、無事開栓。
コルクから汗っぽい香りがして嫌な予感がするも思ったよりも健全。
色はほんの少しディスクの外側がレンガ味を帯びた明るくやや深みのあるルビー色。
香りは最初に還元香が少しと熟したカシスやブラックベリー、なめし皮や腐葉土のニュアンス。
力強い、濃厚でミディアムボディの風味は、豊富なドライエキスで満たされ、程よいタンニンが支えています。
酸はやや強く、余韻は浅めながらも長く続く。
後半になるほど還元香は薄れ、熟成したピノ・ノワールの出汁の味わいが顔を出します。
長い年月セラーに眠っていたワインですが、まさか自然派だとは思いもよらず。
飲んだ日:2024-01-27
飲んだ場所:switch
買った日:2018-05-02
買った場所:ウメムラ
価格:8,000円(当時)
インポーター:豊通食品