先輩忍者の知っているマスターのお店との事で連れて行っていただきました。
駅から徒歩10分程の場所にあるお店。
大阪で何度かお世話になったカンティネッタ・バルベーラという東梅田の小さなビル6階にある小さなお店の初代シェフの平山さんがオーナーのお店。
平山さんが辞めてからは料理も魅力がなくなり、あまり行かなくなっていたらお店自体もいつの間に閉店してしまっていた。
ここ福島にお店を興し、地元の食材等をメインに扱っているとの事。
テーブルナプキンも地元の織物とか。
カウンター8席、テーブル8席、個室8席と大事な会談にも使える個室付きの貴重なお店。
木のカウンターは一枚板で、5.5メートルの見事なカウンターです。
先輩は慣れた様子で「適当におススメを」と言っていたので幾らのコースかは分からず。
まずはビールをと思ったら珍しい「ガージェリー」の瓶ビールが。
販売はビアスタイル21という会社で、エチゴビールが製造している飲食店専門のビール。
グラスが非常に印象的で、足が無いので台座にはめ込んで飲みます。
小麦を使用したウィート・エールですが、かなりしっかりした味わい。
前菜3種
パテのサンド、柿とチーズ、生落花生。
秋なので柿を使用したものもあり、季節感がありますね。
料理に合わせておススメだというグラスワインをオーダー。
モンキエロ・カルボーネ/ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ2019
マッシモ・アレッサンドリ/ピガート コスタ・デ・ヴィーニェ2018
ヴィエ・ディ・ロマンス/チャンパニス シャルドネ2017
赤ワインは写真が無いくらい酔いました。
ワイングラスはリーデル。
ワインは常時14種類ほどグラスがあり、イタリアの面白いワインが盛りだくさんです。
ここら辺はカンティネッタ・バルベーラの頃と同じインポーターを使用している模様。
タコとカブとカラスミ
カラスミが結構しっかりと振りかけてありますね…削るでもなく刻むでもなくその間をとったような絶妙に美味しさを引き出す表面積。
これはかなり嬉しい。
カラスミの塩気とタコの旨味でビールがあっという間になくなります。
伊勢海老とトリフ
イセエビの身を調理したものにトリュフをこれでもかとかけてもらいました。
これは東京の有名店で食べたイセエビ料理より美味しかったです。
トリュフマジックが無くともこれはイセエビの旨味が良く出ていました。
クエのハム巻き
あの美味しい魚のクエをハムで巻いて調理した一品。
ソースとクエ別々にすると普通なのですが、合わせると一気に味が良くなります。
魚と肉は合うのか?という疑問を吹き飛ばしてくれました。
調理方法でこんなに合うとは。
シイタケとサツマイモとチーズソース
和な食材と伊なチーズ…これも山の旨味とチーズの旨味が融合。
チーズはパルミジャーノだったかな??
ダシ系の旨味とチーズも調理の仕方で合う模様。
チーズとトリュフのパスタ
これがパルミジャーノだったかな…記憶が定かではないですが…
これにもトリュフがしっかりかかっています。
こんなにええんか…美味しすぎやでえ…
短角牛
メインは火の入りも丁度良い短角牛。
写真で見るより厚みがあり、皿数も多かったので十分満足。
デザート
シャインマスカットとアイス。
濃厚な旨味の料理が多かったので、スッキリとした甘さでリセット。
マスターと奥方2人なので接客等はパーフェクトではないですが、この地域では最高得点ではないでしょうか。
ちなみに、ジビエも釣りも自分ではじめたらしく、来年以降は農業も始めるそうです。
多彩ですね…
マスターも奥方も すごく気を遣ってくれて落ち着けます。
他の席では、いかにも金持ち風のオヂサマとか、オーパス・ワンを開けるグループ等で賑わっておりましたので、この辺りのお金持ちも認めているお店なのですね。
9時以降はバー使用もできて、イタリア現地からのグラッパ等珍しいお酒もあり、近所にあったら重宝しそうなお店です。
マスターは店の上に住んでおり、お店は駅からも10分少しで場所も悪くなく、良いものを色々研究して 喜んでもらえるように頑張っているそうです。
料理が美味しすぎて写真以外にも色々飲み過ぎて2人で3万円位でしたが、普通なら2~2,5000円しない位だそうですので、安いコースにしたらもっと手ごろに楽しめるかと思います。
料理数も質も満足しました。