日本のブルワリーが作るニューイングランドIPAの中ではかなり苦みがはっきりしている。

これくらい尖ったニガウマビールの方が好ましい。

ビアデータ

ビール名:NEW ENGI-LAND IPA
生産地:日本 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏
生産者:TAMAMURA HONTEN Co.
アルコール:6%
IBU(苦さ 平均15~20):35
モルト:
ホップ:マリスオッター他3種
タイプ:ニューイングランドスタイル IPA
価格:471円
インポーター:

ブリュワリー

清酒『縁喜』の酒蔵は、北信州は志賀高原の麓にございます。
初代喜惣治が、この地に創業したのが文化ニ年(1805年)、屋号の玉村は、初代が酒造りの修行をした上州玉村(現在の群馬県佐波郡玉村町)にちなんだものです。
山紫水明なこの地の清冽な水、清澄な空気、寒冷な気温の中で醸し出された酒は、約210年余の長きに亘り、多くの方々に愛され、育てていただいてまいりました。

今でこそ、スキーヤーのメッカとして全国に有名な志賀高原も、その昔は松代藩に属した未開の地であり、御用係として奥山林の調査を命ぜられた佐久間象山が、「星の井(当時の銘柄名)」の酒九樽を、氏神様(天川神社)に献上して無事を祈った程でした。
その後、旧草津街道として旅人の往来も増え湯治場(湯田中・渋温泉郷)のお酒としても親しまれて参りました。
明治40年には、明治天皇御用品として宮内省お買い上げを賜り、その後大正天皇御大典を機に、銘柄を「星の井」から当主喜惣治の名にちなんで「縁喜」に改めました。
また、当家では、新嘗祭の献上米を大正14年に御共進した実績があり、現在はその水田で収穫された美山錦が酒造りに使用されています。
これからも、均質化のすすむ地方の、万人受けする酒ではなく、個性ある田舎の、個性ある酒を、丹念に適正規模つくり、目の届く範囲で、責任をもってお届けしたいと思います。
小さくても、味は全国トップの水準を目指し、この酒を飲むためにもここに来たいと思っていただける酒をつくることによって、地域の魅力向上に貢献して参りたいと思います。

このビールは

THE FARMHOUSE の OPEN を記念して生まれたのが、このビール。
玉村本店の清酒「縁喜」にちなみ、THE FARMHOUSE が、ぼくらにとって、多くの方との「縁」を「喜ぶ」「新たな」場所になってくれればということでこの名前にしました。
今回は THE FARMHOUSE の5年目のスタートを切るタイミングでの再登場です。
前回のが、2018年だったので、3年ぶり。
6.0%、 IBU35。

まあ、名前から想像つくかと思いますが、ニューイングランドスタイルのIPA。
マリスオッターをベースに、”THE FARMHOUSE” を意識して、ぼくらのスペルト小麦(自家栽培 + ふたごや農園産)をたっぷりつかいました。
はじめてつかう新しい品種を含む、大好きなアメリカンホップ4種類で仕込みました。
ご覧の通り、やや曇った明るいオレンジ色。
いつも書いていますが、ぼくらのこのスタイルは、ネクターのようにどろりとにごって、甘みが強いタイプではありません。
それはそれで魅力的ですし、インパクトも強いとは思うのですが、ぼくらがこのビールでイメージしたのは、ちょっと違います。
そういうのをお求めの方の好みではないと思います。

このスタイル特有の、トロピカルな香りとジューシーな飲み口、でも苦味はしっかりあって飲み口はあくまでもドライ。
ビール単体で満足、一杯で十分って感じよりも、食事とも相性がよく飲み飽きない IPA です。
今回は、パッションフルーツやグアバみたいなトロピカルな香りに、バレンシアオレンジのような、赤い感じの柑橘の印象。
スペルト由来の飲み味と甘やかさは感じますが、ぼくらのビールらしい苦味も相まって、あくまでもドライな仕上がり。
もちろん、サラダとかグリルしたチキンや魚など、結構幅広い食事とも一緒にお楽しみいただけると思いますし、暑い日にも最高かと。

こんなご時世ですが、たっぷり2バッチ分つくっちゃいました。
なかなかみなさんとお会いできない日々が続きますが、このビールで、THE FARMHOUSE のことを思い出していただければと。
5年目の、”NEW ENGI-LAND”、よろしくお願いします!

アルコール度数 : 6.0%

ビアスタイル : ニューイングランドスタイル IPA
限定 9094本

テイスティング

濁りオレンジがかった黄金色。
柑橘系の香り。
苦味が強い。
余韻も長く、美味しい。
日本のビールとは思えないワイルドなホップの苦味。

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