業務用金属樽での販売が基本である京都醸造。

コロナ禍でどの醸造所もやっているように瓶での販売も加速したようで、醸造所は大変ではあると思いますがファンは嬉しい限りなので買って応援。
一意専心と違ってかなり軽めのビール。

ビアデータ

ビール名:ICHIGO ICHIE
生産地:日本 京都府
生産者:KYOTO BREWING Co.
アルコール:5.5%
IBU(苦さ 平均15~20):20
モルト:Pilsner, Wheat
ホップ:Merkur, Cascade, Motueka
タイプ:セゾン
価格:660円
インポーター:

ブリュワリー

3人の男が共にビールを飲みに行く。ウエールズ人、カナダ人、アメリカ人。-KBCはこのようなコメディ映画のワンシーンのような光景から始まる。
生い立ちが全く違う起業メンバー3人が出会ったのは、青森。
その後週末にはスノーボードに出かけたり、日本のビールを知るための調査(という名の飲み会)を重ねたりし、いつからか親友になっていた。

長時間に渡る調査の結果、日本の大手ビールには何かが足りないと3人は思った。
クリスがビール造りの勉強、そしてポールがMBAの勉強を始めた頃に醸造所を開くいうアイディアが本格化した。
もちろん、ベンもそんな二人と同じ思いを抱いたのは言うまでもない。

なぜ京都か。

それは、日本が世界に誇る職人技の歴史と伝統、特に質や味覚に対する強い拘りを持つ都市だからである。
また、伝統を尊びつつも多国籍料理や近代的なデザインといった、いわゆる非伝統的な要素も取り入れる懐の深さも併せ持つ。

7年以上京都に暮らすクリスは、京都ほど理想のビール造りに適した場所はないと確信していある。
彼らの様に多様な素材や技術を取り入れ、微妙なニュアンスの違いに気を配りながら、複雑かつ緻密なビール造りを目指す醸造所にとってはこの上ない場所なのである。
これが、KBCのビール職人クリスの「職人の拘り」である。

このビールは

一期一会は初めて定番になったビールで、京都醸造と一番結びつきの深いビールになりました。
2021年1月最初のリリースに合わせてレシピにちょっと手を加えましたが、アメリカとベルギーのハイブリッドというルーツは揺るぎません。

いろいろな点で、京都醸造らしさはセゾンスタイルに帰結します。
このベルギーの伝統的なビールを私たち流に解釈すると、セゾンの大好きなところがすべて一つになります。
つまり、ドライでとても飲みやすく、麦芽、ホップ、酵母のいずれも主張し過ぎることのない、独自のバランスが織りなすシンプルな複雑さです。
そのさわやかな柑橘系のアロマはハウス酵母のベルギー酵母とアメリカ産ホップ、ニュージーランド産ホップの組み合わせによって生まれます。
ディナーのテーブルにも、友達と行くお気に入りのバーにも、ビーチにも、ビールが必要なあらゆるシーンにぴったりです。

名前の由来: 誰もがしている「一期一会」。出会いの大切さの意味もあるけど、特に茶道においては「すべての機会は一生に一度しかないので、ベストを尽くせ」という意味もあるそうだ。これは弊社のビール作りに対する考え方とよく合致すると思って、醸造のすべての段階にベストを尽くすようにしている。

テイスティング

薄々濁り黄金色。
少し粉っぽい柑橘系の香り。
かなり軽めの味わい。
すっきりしていてドライ。
苦味は少ない。
余韻も短い。

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