軽井沢ではどこでも売っている地元で一番有名なブルワリー。
ビアデータ
ビール名:PREMIUM CLEAR
生産地:日本 長野県北佐久郡軽井沢町
生産者:KARUIZAWA BREWERY
アルコール:5.5%
初期比重:
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:ピルスナー
価格:326円
インポーター:
ブルワリー
1994年、酒税法が規制緩和により改正、ビール製造認可が年間200万L製造から一気に6万Lまで引き下げられ、全国で350社を超える地ビールメーカーが誕生した。
永年ビール造りを夢見ていた創始者の和田泰治だったが、当時は自身が創業した製菓向け洋酒の製造と輸入を手掛けるドーバー洋酒貿易株式会社に全精力を傾けており、参入は叶わなかった。
地ビールの多くは町おこし目的や技術者不足により、品質よりもお国自慢や個性を売り物に人気追求だけの地ビールが続いた。品質が不安定な地ビールが多い中、万人が賞賛する本格派のビールをTHE軽井沢ビールで達成したいと夢見た。
地ビールの歴史も約20年が経過。本業の不動のテーマ「おいしさを求めて」、品質第一の理念を変えることなく、味の評価だけで生存が決するビールへの挑戦を決意。
2013年6月に日本最後の地ビール・軽井沢ブルワリー㈱を設立し「THE軽井沢ビール」のブランドで旗上げをした。ビール造りに最適な、浅間山の冷涼な伏流水に恵まれた日本有数の避暑地、軽井沢。愛してやまないこの名勝地にふさわしいビールを造ることが、和田の夢となった。
2014年、軽井沢ブルワリー製品の旧ブランド名『軽井沢浅間高原ビール (2011年発売)』が、同じく長野県軽井沢町に本社を置くビールメーカー、ヤッホーブルーイングの製品ブランド名『軽井沢高原ビール (1997年発売)』に類似し、顧客に誤認混同が生じているとして、ヤッホーブルーイングから軽井沢ブルワリーに対して商標無効を求める訴訟が起こっている。
特許庁、知財高裁共に、後発である軽井沢ブルワリーの『軽井沢浅間高原ビール』の商標を無効とし、翌年6月に最高裁が上告を棄却した。
これを受けて、軽井沢ブルワリーがヤッホーブルーイングに協議を申し入れ、「『軽井沢浅間高原ビール』は『軽井沢高原ビール』と類似し、誤認混同が生じていた」と認めたうえで、新たな商標「THE軽井沢ビール浅間名水」に変更することを約束し、両社が和解合意に至った。
このビールは
本場ドイツから直輸入の上質な麦芽とヨーロッパアロマホップを、軽井沢浅間山の清らかな冷涼名水で仕込みました。
華やかな香りと芳醇な味わい、すっきりした後味が特長の最高品質を追求した麦芽100%のプレミアムビールです。
瓶ラベルと缶は日本画家 千住博画伯の「星のふる夜に」の美しい絵画を用いた、情感豊かなデザインです。
アロマホップ(ザーツ)の香りと豊潤な味わい、締まりのある苦み、後味の切れと爽快感が特長のゴールド色のプレミアムピルスナー。
麦芽100%ビールで、デコクション法(麦芽の旨みや香ばしさを引き出す糖化方法)とレイトホッピング法(ホップの香りを効果的につける煮沸方法)を採用。
刺身・寿司などがお薦めです。
テイスティング
黄金色。
鼻を刺す酸の香りのホップ。
酸味の強いトマトの香りにも感じるが、青臭くはない。
味わいはモルト優勢。
いかにも日本の大衆向けなビールの味わい。