紅茶との組み合わせのビールは色々ありましたが、エチゴビールは初めてだったような。
しかもIPAと紅茶という中々濃い目の組み合わせです。
IPAの苦みと紅茶の風味は意外に相性がいいのかもしれません。
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ビアデータ
ビール名:KOCHA KAORU IPA
生産地:日本 新潟県新潟市
生産者:ECHIGO BEER
アルコール:4.5%
初期比重:
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:IPA
価格:266円
インポーター:
ブリュワリー
地ビールが誕生したのは、1994年の酒税法の改正でビール製造免許を取るのに必要な最低製造量が大きく引き下げられたことで、中小の造り手によるビール製造が可能になったことがきっかけです。
このとき全国で一歩先んじてブルーパブを開き、地ビール第一号となったのがエチゴビールです。
1970年代後半から80年代にかけて、エチゴビールの創業者は日本を離れ欧州で演劇家をしていました。
イタリアのローマを拠点に舞踊などを学び、演劇や映画に出演する日々を送る中で、絵本作家のドイツ人女性と出逢いました。
バカンスシーズンは彼女の故郷レーゲンンスブルグへ遊びに行き、そこでドイツの豊かなビール文化を体験したのです。
そして後に、これを故郷の新潟から日本に広めたいと考えたのが、エチゴビールの起点です。
エチゴビールのトレードマークであるビールを片手に微笑む雄ヤギのイラストはその絵本作家の女性によるものです。
雄ヤギはドイツやチェコでは多産・豊作・商売繁盛のシンボルです。
エチゴビールは、この創業の物語と志を忘れず、日本さらに世界のビールという大きな舞台で、生き生きと演じる役者でありたいと願っています。
ここで働いている一人ひとりも、それぞれの人生という舞台で、夢を語り、ドラマの主役を演じています。
そして、飲み手であるお客様のドラマを、精一杯応援したいと思っています。
このビールは
【 商品特徴 】
人気のビアスタイルIPA(インディアペールエール)をベースに紅茶の茶葉を使用しました。
豊かなホップの香りの中に、ほんのり紅茶のニュアンスを感じます。しっかりとした麦芽の味わいの後、 爽やかに抜けていく後味をお楽しみください。
【 開発背景 】
・クラフトビールと紅茶という異質な嗜好品の組み合わせで、今までにない味わいをご提案すると共に、 ファンの幅が広い紅茶を使うことで、クラフトビールのファン層を広げたいと考えて開発いたしました。
エールと紅茶の本場である英国でなじみのあるハリネズミと、インドを表すインド象という、異質な者の仲良し共演で、優しい気持ちになるデザインを目指しました。
ハリネズミは、英国では人気の野生動物で、ハリネズミに出会うと幸運がつかめると言われているそうです。
背景の鉄道は、当ビールに使用している紅茶の産地、ニルギリ(南インド)を走る山岳鉄道をイメージしています。
ニルギリ山岳鉄道(Nilgiri Mountain Railway)はインド最古の山岳鉄道のひとつです。
ダージリン・ヒマラヤ鉄道と共に、世界遺産「インドの山岳鉄道群」を構成しています。
テイスティング
紅茶の香りが少々。
どちらかというとハーブのような香り。
香りはそうでもなかったのですが、飲んでみると味わいは紅茶。
苦味もしっかりあるIPA。