山椒を使用しているオフトレイル。
確かに余韻に土の様なハーブの香りが残る。
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ビアデータ
ビール名:Off Trail Wild Caught
生産地:日本 山梨県
生産者:FAR YEAST
アルコール:7%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:Pale, Flaked Oats, Cara Amber, Carafa1, Roasted Barley, Pils, Munich1, Viena, Carafa3, Carapils, Chocorate
ホップ:Mandarina Bavaria, Hallertau Blanc, Old Hop, Merkur, Columbus, Cascade
タイプ:レッドエール
価格:770円
ブリュワリー
ビールは数千年前から愛飲され、世界各地で文化に根ざして発展してきました。
ところが前世紀に起こった工業化は、ビール飲料を世界中に普及させることには成功したものの、その一方でビール自体に「黄色い炭酸飲料」という画一的でモノトーンな印象を与える事になってしまいました。
その結果ビールは、造り手の哲学や創意工夫によってではなく、一つの商品に投下されるプロモーション費用の大きさが重要となってくる大量生産品になり、ワインや日本酒と比べると多様性のないお酒に成り下がってしまいました。
1970年代からじわじわと起こった「クラフトビール」というムーブメントは、モノトーン化してしまったビールをもう一度大衆の手に取り戻し、多種多様なビールを楽しむための動きとも言えます。
当社は個性あふれるビールを世界中に届けることで、ビールに多様性を取り戻し、「民主化していく」ことをミッションとして活動しています。
このビールは
『Off Trail』は、『馨和 KAGUA』『Far Yeast』の2ブランドに続く取り組みとして2019年11月に誕生した、クラフトビールの新たな可能性にチャレンジするブランドです。
「しっかりと舗装された道路」から一線を画し“Off Trail”=「舗装されていない道」を突き進むイメージから命名されました。
ビール酵母以外の微生物を活かすことによりリッチで複雑な香りを生成するために、ワインや日本酒、ウイスキーに使われた樽でビールを熟成させるバレルエイジングの手法によってビールを造っています。
ベースとなるビールの個性に合わせて、ぶどうや桃といった季節のフルーツ、地域の特産品をブレンドすることでユニークなフレーバーに挑戦しています。
「山村のジビエブランド“タバジビエ”とコラボ。ワイルド山椒を加えたジビエに合う樽熟成ビール」
“Wild Caught” は、我々の醸造所がある小菅村から山を越えた隣村、丹波山村のジビエブランド “TABA GIBIER”とのコラボレーションにより特別にブレンドされたBarrel aged Wild Red Ale。
ベースビールは、24ヶ月熟成のスタウト、18ヶ月熟成のサワーポーター、12ヶ月熟成のサワーレッド、14ヶ月熟成のストロングエール。
酢酸と乳酸による穏やかな酸味をベースに、ベリーやトースティなモルト、オークのタンニンが非常に好バランスです。
そこに丹波山村で採れたワイルド山椒を投入したことで、山椒由来のシトラシーかつグリーンでフレッシュなフレーバーが加わり、ベースブレンドの複雑な味わいに爽やかなアクセントが生まれました。
秩父多摩甲斐国立公園に生息する野生資源を讃えるために造られたこのビールは、その名の通りワイルドで良質な鹿肉や赤身肉と完璧にマッチするであろう仕上がりとなりました。
テイスティング
非常に濃いブラウン。
プラムの香り。
味わいはいつもの様に酸味しっかりだが、キレが良い。
口腔内に土の様な香りが残る。