山梨応援プロジェクトの一環であるビール。
ゆっくり飲むとフルーティーさも出てくるビール。
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ビアデータ
ビール名:もりともり RICE ALE
生産地:日本 山梨県
生産者:FAR YEAST BREWING
アルコール:7%
IBU(苦さ 平均15~20):27
モルト:
ホップ:CRYO citra
タイプ:ウエストコーストIPA
価格:658円
ブリュワリー
ビールは数千年前から愛飲され、世界各地で文化に根ざして発展してきました。
ところが前世紀に起こった工業化は、ビール飲料を世界中に普及させることには成功したものの、その一方でビール自体に「黄色い炭酸飲料」という画一的でモノトーンな印象を与える事になってしまいました。
その結果ビールは、造り手の哲学や創意工夫によってではなく、一つの商品に投下されるプロモーション費用の大きさが重要となってくる大量生産品になり、ワインや日本酒と比べると多様性のないお酒に成り下がってしまいました。
1970年代からじわじわと起こった「クラフトビール」というムーブメントは、モノトーン化してしまったビールをもう一度大衆の手に取り戻し、多種多様なビールを楽しむための動きとも言えます。
当社は個性あふれるビールを世界中に届けることで、ビールに多様性を取り戻し、「民主化していく」ことをミッションとして活動しています。
このビールは
山梨県北杜市は「日本名水百選」にも選ばれる名水の郷。
中山間地域であるため平地が少なく、田んぼの作付面積は有名産地に比べると大きくありませんが、豊富な水を使い、古くから米づくりが行われてきました。
田を耕し、水路を整え、継続的に米づくりを行うことは、かけがえのない水源を守ることにもつながります。
北杜市でも数少ない生産者により栽培されている「農林48号」(通称:よんぱち)は、一度食べたら忘れられない”粘り”と”甘み”があり、国際米品評会でも受賞するほど高い評価を得ながら、収穫量が少なく市場に出回らないため「幻の米」と呼ばれています。
こうした品種を継承し、稲作の継続・拡大によって豊かな自然を守ろうと奮闘する北杜市の農家の方々の想いを伺い、当社はこの取り組みに賛同し、共に活動していきたいと考えました。
この度、「山梨応援プロジェクト」では、北杜市の美味しいお米の知名度向上や米農家の活躍の場創出の支援を目指して活動する「光穂mitsuho」植松聡さん、「須玉合鴨農法研究会」高瀬弘樹さん、米農家の望月茂喜さんと協業し、彼らが作ったコシヒカリと農林48号のブレンド米を使用したビールを販売いたします。
醸造に用いたブレンド米は、北“杜”を“守”るお米という想いで「もりともり」と命名。
公式オンラインストアでビールと「もりともり」新米缶のセット商品を数量限定販売するなど、ビールとともに北杜市のお米の魅力を県内および全国へと紹介していきます。
『もりともり RICE ALE』は、「もりともり」の旨味を活かしたライスビール。原材料の約半分にこの「もりともり」を使用しました。
清酒酵母で醸し、フルーティーで甘い吟醸香を出しつつもホップの香りも楽しめる日本酒とビールのMix CultureなFree Style Sake-Yeast Rice Beerとして、山梨県発の美味しいビール造りに挑戦しました。
当初の狙い通り、甘くりんごのような吟醸香とホップの柑橘香がバランスしたアロマ、甘味とおだやかなホップの苦味が食欲をそそるドライなフレーバーが実現し、日々の食卓に合う、調和の取れた味わいがお楽しみいただけます。
テイスティング
薄濁り薄レモン色。
薄い柑橘の香り。
柑橘の苦味。
酸はあるが苦味の方が特徴的。
後半フルーティーな香りも。
キレの良い苦いビール。