3月8日の国際女性デーに合わせて世界中でビールを醸造するPink Boots Collaboration Brew Dayのビール。
ちなみに国際男性デーは11月19日だとか。
これに合わせた醸造は…今のところ聞いた事がありません。
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ビアデータ
ビール名：Right Step
生産地:日本 山梨県
生産者：FAR YEAST
アルコール:5.5%
IBU(苦さ 平均15~20)：44
モルト：
ホップ：Ahtanum, El Dorado, HBC 638, Idaho 7, Sabro
タイプ：ライIPA
価格：543円
ブリュワリー
ビールは数千年前から愛飲され、世界各地で文化に根ざして発展してきました。
ところが前世紀に起こった工業化は、ビール飲料を世界中に普及させることには成功したものの、その一方でビール自体に「黄色い炭酸飲料」という画一的でモノトーンな印象を与える事になってしまいました。
その結果ビールは、造り手の哲学や創意工夫によってではなく、一つの商品に投下されるプロモーション費用の大きさが重要となってくる大量生産品になり、ワインや日本酒と比べると多様性のないお酒に成り下がってしまいました。
1970年代からじわじわと起こった「クラフトビール」というムーブメントは、モノトーン化してしまったビールをもう一度大衆の手に取り戻し、多種多様なビールを楽しむための動きとも言えます。
当社は個性あふれるビールを世界中に届けることで、ビールに多様性を取り戻し、「民主化していく」ことをミッションとして活動しています。
このビールは
Far Yeast Brewingは、当社では初めて参画したPink Boots Collaboration Brew Day® プロダクト『Far Yeast Right Step』（ファーイースト ライトステップ）を限定醸造、3月12日（火）より販売を開始いたします。
■クラフトビールでジェンダーを超えた認め合う精神を乾杯
2024年、当社では初めてPink Boots Collaboration Brew Day® に参画します。
Pink Boots Collaboration Brew Day とは、アメリカの【Pink Boots Society】が中心となり国連が定めた「国際女性デー」にあわせて、ビール業界における女性の役割の認知度を高めようとの理念で始まり、毎年3月8日前後にビールを醸造する取り組みです。
当社では創業以来「ダイバーシティ・インクルージョン」を大事な価値観として持っています。
ビールを多様化することがビール文化の価値向上に繋がるように、チーム構成や働き方を多様化することがブルワリーの発展にも繋がっていくと考えています。
このようなわたしたちの価値観をビールにのせ、手に取ってくださる方がクラフトビールコミュニティにおける女性やノンバイナリー個人について認識し、コミュニティに関わるすべての人々がジェンダーに囚われることなく才能を発揮できる環境づくりへ理解を持っていただきたいと考え、この取り組みへ挑戦しました。
■華やかかつスパイシーなRye IPAで女性の“力強さ“を表現
Far Yeast Brewing Women’s Teamにより、今回のプロジェクトは進められました。
昨年7月からワーキングホリデーで台湾から来日しFYBにJoinしたEllen、ゲストブルワーとしてイタリアから昨年11月に来日したAlessia、2名の女性ブルワーをメインに、様々な職種の女性スタッフが企画から仕込みまで携わりました。
性差による外部からの固定観念を打ち破りたい、と、選んだスタイルは、Pink Boots Collaboration Brew Day® のためにブレンドされたYAKIMA CHIEF HOPS® の「Pink Boots Blend2023」を使用した、力強いRye IPA。
ライ麦由来のほんのりとしたスパイシーさと、Pink Boots BlendのAhtanum, El Dorado, HBC 638, Idaho 7と、アーシーなアロマをもったSabro、5種類のホップの鮮烈なトロピカルフレーバーが、華やかながらパワフルな女性を連想させます。
このプロジェクトを通じて、わたしたち自身がクラフトビール製造における女性やノンバイナリーへの認知を高める正しい一歩を踏み出していくという決意を込めたプロダクトです。
華やかなラベルデザインは、山梨県甲府在住のイラストレーター神山奈緒子氏が手掛けています。
国際女性デーの象徴でもあるミモザ、ライ麦、ホップと、イタリア、台湾、日本と今回のプロジェクトに関わったメンバーの出身国から連想される花々をモチーフに取り入れています。
テイスティング
薄濁り黄金色。
甘い柑橘の香り。
苦味はしっかり。
スパイシーな味わいが舌に残る。
余韻は長め。
