初めて飲んだ2023年開設のブルワリー。

ライ麦の力強さを感じる。

 

ビアデータ

ビール名:Bauer
生産地:日本 滋賀県東近江市北花沢町294
生産者:FLORA FERMENTATION
アルコール:4%
IBU(苦さ 平均15~20):8
モルト:
ホップ:
タイプ:ヘフェヴァイツェン
価格:850円(330mL)

ブルワリー

私たちの名前は「FLORA FERMENTATION」フローラ ファーメンテーション
特定の地域の植物や微生物を意味するFloraと、発酵を意味するFermentationから名付けました。

FLORAを立ち上げるのは3人のビール醸造家。
私たちは滋賀県のとあるクラフトビール会社にて見習いとしてアルバイトをしていた仲間で、将来は一緒にブルワリーを立ち上げようと約束した同志です。
それぞれが別々の土地で醸造を学び、いつかいつかと夢に見たブルワリー設立。

目指すのは飲み飽きないクラシックなビール。
そしてもちろん小規模ならではの挑戦的なビールも。

私たちが夢を語ったアルバイト時代、クラフトビールのブルワリーは200件とちょっと。
気がつけば今はその数は600件を超えました。
群雄割拠のまさにクラフトビールの戦国時代。
ワクワクとドキドキが止まりません。

このビールは

ファントムブルワリー第7弾
自社栽培ライ麦を使用したへーフェバイツェン。

今回使ったライ麦は元々はホップ用の畑の土づくりのために植えたものでした。
ライ麦は根張がよく土をフカフカにして地力を上げてくれるので、農業分野ではたびたび使われることがあります。
ビールに使うとスパイシーなニュアンスや液体の粘性を高めてくれたりします。
当然、仕込み中のマッシュもベトベトになるわけですが、案の定、ろ過が詰まったり、思わぬトラブルもあり、仕込み時間がダブルバッチで27時間(普通12時間程度)という壮絶な仕込みとなりました。

BauerはHefe Weizenなので、無濾過で黄金色の霞がかった見た目です。
このスタイルにしては低アルコールながら、ライ麦を一部使用したおかげでボディも少しトロっとした感じ。
アロマは優しいクローブ&バナナから始まり、最後にフェノール由来のスモーキーなニュアンスも若干感じられる仕上がりです。

バウアーはドイツ語で「農家」を意味しています。

テイスティング

暗めの薄濁り黄金色。
スモーキー、穀物系の香り。
酸を感じる。

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