飲んだワイン ふらのワイン/ピノ・ノワール アシリ・フラヌイ2022 6点

最終更新日

久しぶりか初めて飲んだワイナリー。

香や味わいが薄く、酸もやや強めでグッとは来なかった。

 

ワインデータ

ワイン名:Pinot Noir Asir Furanui
生産地:Japan > Hokkaido
生産者:ふらのワイン 富良野市ぶどう果樹研究所
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

半世紀以上前、1960年代。野山に自生する山ぶどうの他に、ここ富良野の大地に、ぶどうの木は存在しませんでした。「ワインの本場・ヨーロッパと気候風土が似ている」
半世紀以上前、1960年代。野山に自生する山ぶどうの他に、ここ富良野の大地に、ぶどうの木は存在しませんでした。
「ワインの本場・ヨーロッパと気候風土が似ている」ことからワイン造りへの機運が高まり、醸造用ぶどうの栽培を目指して「富良野市ぶどう果樹研究所」は設立されました。
設立から50年あまり。
この間、情熱をもつ多くの人々が試験研究、製造開発に携わり広く愛され続けるふらのワインの「いま」につながっています。
富良野の生産者の思いが詰まった美味しいワインを知って大いに味わってください。

ぶどうは全て富良野産
美味しいワインは、美味しいぶどうから
海外で生産される輸入ぶどうを使用するワイナリーもある中、「ワイン事業による地域の農業振興」という当初の基本方針からぶれることなく、地元富良野産のぶどうでワインを製造し続けています。
ぶどう果樹研究所設立以来、上川農業改良普及センター、中央農業試験場、そして契約農家の方々と協力しながら、醸造用ぶどうの品質改良に取り組んでいます。

ぶどう果樹研究所が開発『ふらの2号』
富良野で生まれた新品種
もともと、富良野には糖度が高い山ぶどうが自生しており、富良野市ぶどう果樹研究所では、「セイベル13053」と交配し、オリジナルの新品種を開発して「ふらの2号」と命名しました。
山ぶどうならではのコクと酸味をいかした赤ワインは、その名も『羆の晩酌』。
樽で1年、瓶で1年熟成させることで奥の深いふくよかな風味を楽しめるワインとして好評です。

このワインは

「新しい富良野」を意味するアイヌ語「アシリフラヌイ」という名の通り、甘く芳醇な香りの新感覚ワイン。
厳選されたピノノワールを自然環境由来の微生物の力で発酵。

テイスティング

やや赤褐色がかったルビー色で、繊細な濁りが見られる外観が印象的です。
この自然なにごりは、ワインが丁寧に造られている証でもあり、ナチュラルな個性と柔らかな印象を与えてくれます。
香りは非常に複雑で豊か。
赤系果実を中心に、赤いチェリー、ラズベリー、アジアンプラムといった華やかでジューシーなアロマが広がります。
加えて、アプリコットのようなやさしい甘やかさや、森の下草、キノコといった自然を感じさせるアーシーなニュアンスが、香りに奥行きをもたらします。
まるで森林の中を歩いているかのような、落ち着きと包容力のある香りが、グラスを傾けるたびに顔を変えていく様子は、まさに芸術的です。
口に含むと、まず感じるのは赤系果実の繊細な旨み。
ピノ・ノワールらしいしなやかで上品なテクスチャーが印象的です。
タンニンはきめ細かく控えめで、全体に丸みを与えています。
酸味ははっきりとしていて、ワインに生命力とエネルギーを与える役割を果たしています。
このしっかりとした酸が、果実の風味と美しく調和し、味わいに美しい骨格をもたらします。
舌触りにはほんのりとした個性があり、野生のブドウのような力強さと素朴さが魅力的に表れています。
余韻には、ピノ・ノワールならではのしなやかで伸びやかな味わいが心地よく残り、次の一口を自然に誘います。

飲んだ日:2024-11-01
飲んだ場所:オアシス
価格:3,300円

wineninja

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