飲んだワイン　シャトー・リフ/コリーヌ・ド・リフ2017　8点

ル・パンで有名な方が作っているワインとは知らずに購入していた。

メルローが90%近くあるファーストヴィンテージで、かなり華やかな香りと味わい。

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ワインデータ

ワイン名：Collines de l’If
生産地：France > Bordeaux > Saint Émilion
生産者：Ch. l’If (シャトー・リフ)
品種：Merlot (メルロ), Cabernet Franc (カベルネ・フラン)
スタイル：Red Wine

ワイナリー

この8haのドメーヌは、ジャック・ティアンポン氏が2010年に購入したもので、サンテミリオンの町のちょうど反対側、サンテミリオンの石灰岩の台地の上にあるCh.トロロン・モンドの隣にある。
ジャック・ティエンポン氏はポムロールにシャトー・ル・パンも所有しており、ここで畑を再構築した。
醸造は極めて正確に行われ、ワインは世界中で熱烈な人気を博している。
全世界で年間1万本しか生産されない。
1つ目のワインにさらに力強さを与えるために、セカンドワイン（Les Collines de L’if）が造られた。
「L’if」(イチイ)という名前は、ポムロールの「Le Pin 」(松)や、同じオーナーがカスティヨンに所有するもうひとつのドメーヌ「l’Hêtre」(ブナ)にちなんでいる。
より良い醸造のために新しいシャトーが建設中である。

このワインは

シャトー・リフは比較的新しいドメーヌで、ポムロールの有名なドメーヌ、ル・パンを所有するジャック・ティエンポンによって2010年に設立された。
サンテミリオンのアペラシオンの中心に位置し、粘土と砂利の土壌で、メルロ90％、カベルネ・フラン10％を栽培している。
レ・コリーヌ・ド・リフはこのシャトーのセカンドワインで、偉大な兄弟と同じ注意と専門知識で造られている。

テイスティング

深みのあるルビー色が目を引きます。
透明感がありながらも、しっかりとした濃度を感じさせる美しい色調です。
グラスの縁にゆっくりとしたワインの涙（レッグ）が現れ、ワインの豊かな質感を物語ります。
光にかざすと、奥行きのある赤のグラデーションが広がり、熟成による深みも垣間見えます。
香りは豊かで魅力的。
ブラックチェリーやブラックベリー、ブルーベリーといった黒系果実のアロマが広がります。
そこに、ミルキーなダークチョコレートやバニラ、クリームのニュアンスが加わり、丸みのある香りの印象を作り上げています。
さらに、杉やオークのウッディなスパイス、かすかにスモーキーなニュアンスも感じられ、ワインに深みと複雑さを与えています。
熟成の進行を感じさせるプルーンや無花果の香りがアクセントとなり、奥行きのある香りの層を形成しています。
全体として、温かみがあり、心を惹きつけるような香りの構成です。
口に含むと、しなやかでバランスの取れた味わいが広がります。
果実味がしっかりと感じられ、ブラックチェリーやプラム、ジューシーなブラックベリーの風味が前面に出ています。
酸味はフレッシュで心地よく、ワイン全体を引き締める役割を果たしています。
タンニンはシルキーで丸みがあり、ベルベットのような滑らかな質感。
アルコール度数は適度に高く、口当たりに優雅な厚みをもたらします。
さらに、カカオやスパイス、かすかなレザーのニュアンスが重なり、味わいに深みと複雑さを加えています。
余韻は長く、ほのかな塩味を含んだミネラル感が後味に心地よい印象を残します。