余韻が長いIPA。

ペルー人兄弟が静岡県で作るビール。

 

ビールデータ

ビール名:浜辺でシトラIPA
生産地:静岡県 静岡市清水区三保954番地の4
生産者:GARCIA BREWING
アルコール:7%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:CITRA,SIMCOE
タイプ:IPA
価格:543円

ブルワリー

『GARCIA CHEESE』と『GARCIA BREWING』は、ジャンとフレディのガルシア兄弟で静岡市清水区を拠点に始めました。
2人の出身は、南米ペルーのリマ!
リマで問屋を営む家族の元で育った二人は家業や家の手伝いを進んでする仲良し兄弟でした。
ただ、1970年代以降、1990年代になってもペルーの経済は安定しておらず、雇用状態もかなり悪化していました。
そんな中、大学を卒業しても中々良い仕事が無く、将来を見通せない状況が続きます。
そこで、ジャン夫婦二人で日本に出稼ぎにやってきます。
資金を貯めて、ペルーで家業をしようと考えたからです。
1998年の事でした。
そして2004年に兄たちを追ってフレディも来日します。
そこからは自動車工場や水産工場などで働き、コツコツ資金を貯める生活が続きました。

2人はもともと料理が好き。
リマでは家庭料理の手伝いを良くしました。
もちろんチーズの作り方も知っていました。
日本に来てから友人たちの為にチーズを作る事がありました。
仲間たちには大好評。南米で人気のあるケソフレスコ(フレッシュチーズ)です。
もともとは資金ができるまで何とか頑張って工場勤務を続け、いずれかは独立して事業をしたいと考えていた二人は、ここで決断します。
「ペルーで事業をするよりも、日本でできることをしよう!」そう決意したものの、ここから大変な苦労の連続でした。
まずは、工房の場所探し、資金繰り、外国人には不動産の賃貸や融資が難しく、やっと見つけた場所でようやく工房作りを始めます。
機材は自分達で手作りしたり工夫を重ね、代用できるものを安く手に入れることで何とか作るしかありませんでした。
次は原料の牛乳です。
あちこちに出かけて牛乳を卸してもらう交渉をしますが、なかなか良い返事がもらえませんでしたが、あきらめることなく紹介や伝手があればどこへでも出かけ、訪問を続けてついに朝霧高原で理想的な牛乳を分けてくれる牧場を見つけました。

そして2011年、JF食品を設立、これが二人の夢へのスタートでした。
最初は県内の仲間内の中南米人向けのお店へ販売からスタート、その後は静岡市内の小売店や業務店への販売と少しづつ販売範囲を広げていきました。
2016年以降は、チーズプロフェッショナル協会によるJAPAN CHEESE AWARDでも何度も入賞しております。
元々の夢は「ペルーで自分たちの牧場を持つこと」でしたが現在は「日本で自分たちの牧場を持つこと」が夢です。

このビールは

デザインは三保の内海から見た清水港をギュッとまとめたものです!
ホップはシムコーとシトラを使用しており、ドライホッピングでシトラをふんだんに使用しております!
シトラのパッションフルーツやライチを連想させる強い柑橘系のアロマとシ
ムコーの苦みがクセになります!
後味はすっきりしておりゴクゴク飲めるIPAに仕上げてあります!

テイスティング

ブラウンがかった黄金色。
強めの柑橘系の香り。
アルコールを想起させる香り。
苦味しっかり。
アルコール感が強い。
余韻は長い。

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