業務用金属樽での販売が基本である京都醸造。

近くの成城石井で30%引きだったので迷わず購入。
六味六色シリーズの最終版。

 

ビアデータ

ビール名:KU
生産地:日本 京都府
生産者:KYOTO BREWING Co.
アルコール:6%
IBU(苦さ 平均15~20):44
モルト:Pilsner, Maris Otter, Munich, T50
ホップ:CTZ Hop Extract, Hopzoil
タイプ:IPA
価格:660円
インポーター:

ブリュワリー

3人の男が共にビールを飲みに行く。
ウエールズ人、カナダ人、アメリカ人。-KBCはこのようなコメディ映画のワンシーンのような光景から始まる。
生い立ちが全く違う起業メンバー3人が出会ったのは、青森。
その後週末にはスノーボードに出かけたり、日本のビールを知るための調査(という名の飲み会)を重ねたりし、いつからか親友になっていた。

長時間に渡る調査の結果、日本の大手ビールには何かが足りないと3人は思った。
クリスがビール造りの勉強、そしてポールがMBAの勉強を始めた頃に醸造所を開くいうアイディアが本格化した。
もちろん、ベンもそんな二人と同じ思いを抱いたのは言うまでもない。

なぜ京都か。

それは、日本が世界に誇る職人技の歴史と伝統、特に質や味覚に対する強い拘りを持つ都市だからである。
また、伝統を尊びつつも多国籍料理や近代的なデザインといった、いわゆる非伝統的な要素も取り入れる懐の深さも併せ持つ。

7年以上京都に暮らすクリスは、京都ほど理想のビール造りに適した場所はないと確信していある。
彼らの様に多様な素材や技術を取り入れ、微妙なニュアンスの違いに気を配りながら、複雑かつ緻密なビール造りを目指す醸造所にとってはこの上ない場所なのである。
これが、KBCのビール職人クリスの「職人の拘り」である。

このビールは

最後の六味六色は今後のホップの在り方を覆す近未来のIPA
【味わいの特徴】
苦味をほどよく抑え、その代わりにジューシーでパンチの利いたホップの個性がモルトの味わいをぐんと引き立てる仕上がり。
【相性の良い食事】
ちゃんこ鍋、チーズ(とくにグリュイエール)、じゃがバター
【名前の由来】
揺るがない人気を誇ってきたIPAも近年、画一的になってきました。
シリーズ六味六色ではそんな概念を覆すべく6つの味(辛・甘・酸・鹹・苦・旨)をIPAで表現し、更なる可能性を探る。
【醸造家の声】
「甘」に始まった六味六色シリーズもそれぞれの味への挑戦を経て、ついに最後の「苦」まで到達しました。
このシリーズを通して、私たちが適えたかったことは、決して甘いIPAや塩の効いたIPAをつくることではなく、世にいうIPAというスタイルが6つの異なる味覚と一緒になった時に未だ誰も見たことのないようなビールになる可能性を秘めていると感じ、探求することにあります。
今回の「苦」もまさしく。
ただ苦いビールを作るのではなく、ビールに苦味を添加する役割のホップの伝統的な使われ方を再考し、現代の醸造ではスタンダードになっているペレット(凝固)ホップを使わずにIPAを作りました。
しかし、ここで伝統へのアプローチではなく、現代のテクノロジーをもってCO2濃縮したホップエッセンスとオイルを使い、本来のホップの苦味とアロマを100%に近い状態でこのビールに与えました。
そういう意味で、「苦」は近未来のIPAと言えるかもしれません。

テイスティング

薄濁りブラウンがかった黄金色。
遠くからは甘い香りだったが、近くで嗅ぐと少し焙煎した香り。
柑橘感のある苦味。
ゆっくりと焙煎した甘味。

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