現地ではスタインブルージュ・トリペルとして販売しているっぽいビール(教えてベルギービール博士!)。

アルコール度の高い「水曜日の猫」。

ビアデータ

ビール名:BRUGGE TRIPEL
生産地:ベルギー
生産者:DE GOUDEN BOOM
アルコール:8%
IBU(苦さ 平均15~20):16
モルト:
ホップ:Saaz-Saaz
タイプ:ベルジャントリペル
価格:600円
インポーター:小西酒造

ブルワリー

ブルージュの旧市街(現在のヴェルブランド・ニューランド)にあった醸造所デ・ガウデン・ボームの存在は、1455年から証明されています。
この建物は、5世紀以上にわたり、ビール工場や蒸留所が置かれてきました。
1872年、ジュール・ヴァネストがオーナーとなり、建物は「ハマーケン」という蒸留所になりました。
1889年には蒸留所に代わって醸造所が設立され、同じ名前が残されました。
ジュール・ヴァネストはここで最高級の発酵ビールを醸造し、その評判はブルージュ地方に広まりました。
1983年、醸造所は「デ・ガウデン・ボーム」と改名しました。
「デ・ガウデン・ボーム」とは、ブルージュ市の紋章であり、14681年にシャルル・ザ・ボールドとマーガレット・オブ・ヨークの結婚に際して開催されたトーナメントの勝者に贈られた「黄金の木」を意味します。

2001年にはパルム・ベルジャン・クラフト・ブルワーズ・グループに参加し、2004年には醸造生産をパルムの醸造所に移管しました。
この醸造所は産業考古学として保存されました。
ビール博物館はデ・ハルヴェ・マーン醸造所に移され、ブルージュの歴史的中心部にある最後の生産醸造所となりました。

このビールは

黄金色のブロンドビールで、丸みのあるモルトの特徴、香り高いホップのタッチ、温かく充実した風味、フルーティーで軽くスモークされた酵母の香りが、ハーブとスパイスのブレンドであるブルージュの「グルート」の微妙な香りと組み合わされています。
瓶内二次発酵の上面発酵ビールです。

この修道院ビールの秘密は、ハーブとスパイスをブレンドした独自の “グルート”と呼ばれるもので、これがビールに美味しさを与えています。
かつてはどの町にも独自のビールがあり、それぞれに個性がありました。
ブルージュでは、醸造家が街のハーブとスパイスの店から購入することが義務づけられていたハーブとスパイスのブレンドによって、その特徴が決定されていました(「グルートハウス」と呼ばれています)。
このビールでは、この中世の伝統が受け継がれています。

テイスティング

薄薄濁りオレンジがかった黄金色。
泡の量が非常に多い。
少し粉っぽいモルトの香り。
炭酸強い。
アルコール感がある。
苦味は強くはないが余韻が長い。
濃くてスパイシーじゃない水曜の猫。

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