品川縣麦酒株式会社の永尾章二氏が地域振興で始めたビール。

田沢湖ビールが持つ日本最古の「エド酵母」を使用して醸造されています。
品川の酒屋に行ったらたまたま売っていたので思わず購入したビール。
品川区のふるさと納税でも購入できるようです。

ビアデータ

ビール名:SHINAGAWA KEN BEER
生産地:日本 秋田県仙北市
生産者:WARABI-ZA Co.
アルコール:5%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:
タイプ:
価格:560円

ブリュワリー

田沢湖ビールの始まりは、1994年に酒税法が緩和され、ビールを醸造するための免許取得に必要な年間最低製造量が、2,000klから60klまで引き下げられたことに発します。この規制緩和に秋田県で初めて注目し、行動を開始したのが秋田県仙北市にある、「株式会社わらび座」です。
そもそも「株式会社わらび座」とは、民族伝統をベースにした現代的な舞台作品で全国公演している劇団「わらび座」としてスタートし、1953年から秋田県田沢湖町(現仙北市)に本拠を置いて活動しています。1974年に「わらび劇場」を建設。その後、温泉宿泊施設「温泉ゆぽぽ」もつくり、自然と文化の中で、心も体もリフレッシュできる場として「たざわこ芸術村」を設立し、様々な文化活動を続けております。その一環として、地ビールも「新しい文化の創造」という視点から大変魅力がある、ということで検討に入ったのです。そして、3年間の準備期間を経て、1997年秋田県第一号の地ビールとして「田沢湖ビール」が誕生しました。

このビールは

●品川縣
品川縣は1869年2月に設置された縣のことです。
現在の品川、世田谷、目黒、渋谷、杉並、中野区と新宿区の一部、多摩の大部分を含む区域を管轄していましたが、廃藩置県によって東京府や神奈川県、埼玉県に分割されました。
現在の品川区もわずか2年ですが「品川縣」に属していました。

●品川縣ビールは日本初の幻のビール!?
「品川に日本初の麦酒製造所があった」
これは、明治二年から同四年に存在した品川県の古賀一平知事が窮民救済を掲げ大井町村に建設した県営麦酒製造所です。
しかし、ビールのレシピや営業形態など、当時の資料が残されていないために詳細は明らかではありません。
これが幻のビール工場と言われる所以です。

●製法&味
ドイツの伝統製法を用いるなど、可能な限り明治初期の条件で作り上げるため、試作を繰り返しました。
製法にこだわり、水にこだわり、手間暇かけた品川縣ビール。甘く華やかな香りとコクが自慢のエールビールです。

●酵母にもこだわり
1909年、どぶろくから日本最古の酵母「エド酵母」が発見されました。
このエド酵母を使ったビールを研究していた秋田県田沢湖ビールに協力を依頼し、品川縣ビールはエド酵母を使用して作られた初めてのビールになりました。熟成に時間はかかりますが、その間にほのかな香りと甘みが生まれます。

テイスティング

濁りブラウン。
甘味を感じるモルト。
苦味は少し。
後半甘味が少なくなり苦味が増してくる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!