えぞ麦酒が以前ローグに醸造してもらっていたビールを2019年からカルデラブルーイングに醸造委託している。
無駄に苦くする訳ではなく、ちゃんと飲ませてくれるビール。
ビアデータ
ビール名:NAMARA NIGAI BEER(BRUTAL BITTER)
生産地:アメリカ オレゴン州
生産者:CALDERA BREWING
アルコール:6.5%
IBU(苦さ 平均15~20):
モルト:
ホップ:クリスタル
タイプ:IPA
価格:680円
インポーター:えぞ麦酒
ブルワリー
カルデラ・ブルーイング
カルデラ・ブリューイングはオレゴン州アッシュランドにあり、妥協のない品質のエール、ラガー、ソーダ、料理の生産に専念しています。
2005年、カルデラは西海岸で最初に醸造開始し、独自のビールを醸造できるクラフト・ブルワリーになり、缶詰革命の開始を支援しました。
今日、カルデラで最も人気のあるビールのうち9種類が1年中缶入りで、2種類が季節限定で、現在いくつかのビールが355mLと650mLのボトルで入手できます。
2010年には、国際的に賞を受賞したカルデラのクラフト・ビールの需要が大幅に増加したため、新しい28,000平方フィートの施設、30バレルの醸造所とレストランを開設しました。
ここでは、カルデラの新しい缶詰ラインが設置され、1分間に1,200缶の容量で包装プロセスが合理化されました。
これにより、カルデラの旗艦ビールのフルタイム生産が可能になり、カルデラの古い10バレル・システムを使用した実験用ビールの継続的な作成が可能になりました。
この施設配置により、カルデラは有名なビールのラインを生産し続け、実験的ビールの作成を続けることができます。
これは、革新的なクラフト醸造所と醸造者自身に必要な重要なプロセスです。
えぞ麦酒
えぞ麦酒が札幌で始まったのは1992年。
けれども、物語は1971年に遡る。
えぞ麦酒ファウンダーである南カリフォリニア出身フレッド・カフマンは、ベトナム戦争への反意を唱えアジアへの旅に出る。
違いが分からなかった数あるアジアの国の一つJAPANに降り立ったのが、1971年。
当時18才。
東京のダンボール工場で日給1000円で働き、出身地のカリフォルニアには存在しない殺人的湿度に嫌気を感じる中、誰かに涼しくて湿気のない、「ホッカイドウ」と呼ばれるところが日本には存在すると聞く。
すぐにヒッチハイクで北へ向かい、たどり着いた先が札幌。
好きになる。
ベトナム戦争が終わり、アメリカに帰り大学に行ったが日本を忘れられず、早稲田大学に編入。
卒業後、札幌に「帰郷」。
「帰郷」ののち、生計を立てるすべとして、、寿司屋、焼き鳥屋などはガイジンだから無理、、思いついたのは世界のビールを提供するバー!
すすきのの南で麦酒停というビールバーをオープンする。
アメリカの「ALL ABOUT BEER」というビール雑誌に記事を投稿し始めたのものその頃。
当時その雑誌でコラムを書いていた、マイケル・ジャクソン(そうあのビールハンターの名を持つ著名なイギリス人ビールマニア!)とも関り、兼ね兼ね入れ込んでいたクラフトビールへの造形を深める。
当時、自分のバーでは「15種類のなんともない」アメリカのメジャーブランドビールを扱うが、全くの面白さを感じられなく、すでに精通していた楽しく美味しいアメリカのクラフトビールを自ら輸入することを思い立つ。
以来、約30年、アメリカのクラフトビールを日本に紹介したパイオニアの一人として、アメリカに留まらず、ベルギー、ドイツ、フランス、スコットランド、オランダ、ノルウェー、エストニアなど世界各国からみずからが本当に美味しいと思える日本では手に入らないビール、スピリッツを輸入する。
このビールは
なまら」とは北海道弁で「とても」とか「すごく」 という意味の形容詞で名前の通りとても苦いビールです。
裏ラベル には世界の「なまら」が表記されています。
このビールはイギリス のモルトとオレゴンで栽培されているクリスタルホップだけを使用 しています。
このホップはカスケード、ハラタウの交配種で柑橘系 の香りがして、後味に強烈な苦みが残ります。実際にはフルボディ でそこに深くホップを投入しています。
テイスティング
ブラウン。
香水のような香り。
少し温度が高い方が高貴な香り。
高級鉄観音茶の味わい。
エッジのない鈍い苦味が高級茶葉に似ている。
苦味は強いのに高級茶葉が頭によぎりビール感が少ない。
これは炭酸とアルコールの入った高級茶。