業務用金属樽での販売が基本である京都醸造

熾火とは赤く熱した炭火の事。
余韻が長く、日本のビールっぽくないと思いましたが醸造しているのは海外の方との事。
飲んでみると国柄が出ていて面白い。

 

ビアデータ

ビール名:OKIBI
生産地:日本 京都府
生産者:KYOTO BREWING Co.
アルコール:4.8%
IBU(苦さ 平均15~20):23
モルト:Maris Otter, Munich, Crystal Medium, Crystal Dark, Crystal Extra Dark
ホップ:Merkur, Centennial, Columbus, Idaho 7
タイプ:アメリカンストロングエール
価格:700円(100mL)
インポーター:

2番

ブリュワリー

3人の男が共にビールを飲みに行く。ウエールズ人、カナダ人、アメリカ人。-KBCはこのようなコメディ映画のワンシーンのような光景から始まる。
生い立ちが全く違う起業メンバー3人が出会ったのは、青森。
その後週末にはスノーボードに出かけたり、日本のビールを知るための調査(という名の飲み会)を重ねたりし、いつからか親友になっていた。

長時間に渡る調査の結果、日本の大手ビールには何かが足りないと3人は思った。
クリスがビール造りの勉強、そしてポールがMBAの勉強を始めた頃に醸造所を開くいうアイディアが本格化した。
もちろん、ベンもそんな二人と同じ思いを抱いたのは言うまでもない。

なぜ京都か。

それは、日本が世界に誇る職人技の歴史と伝統、特に質や味覚に対する強い拘りを持つ都市だからである。
また、伝統を尊びつつも多国籍料理や近代的なデザインといった、いわゆる非伝統的な要素も取り入れる懐の深さも併せ持つ。

7年以上京都に暮らすクリスは、京都ほど理想のビール造りに適した場所はないと確信していある。
彼らの様に多様な素材や技術を取り入れ、微妙なニュアンスの違いに気を配りながら、複雑かつ緻密なビール造りを目指す醸造所にとってはこの上ない場所なのである。
これが、KBCのビール職人クリスの「職人の拘り」である。

このビールは

今回のビールはホップもしっかりと仕事をしてくれていますが、モルトに焦点を当てて造っています。
イギリスのSimpsons社の美味で豊かな味わいのクリスタルモルトを使用し、その比率はクリスタルミディアムモルト10%、ダーククリスタルモルト2.5%、エクストラダーククリスタルモルト2.5%に設計しました。
これにより得られる、焙煎香、スモーキーさに加え、レーズン、プルーン、ダークフルーツのような豊かなモルトの甘味がダンクなホップと調和がとれています。
ホップも脇役ながらしっかりと活躍しています。
Centennial, Columbus, Idaho 7の醸し出す面白いハーブ、柑橘の香りは甘いモルトの香りとピッタリです。
さらに豊かなモルトの味わいのおかげでふんだんに使ったホップの苦味が緩和され、飲みやすく仕上がっています。
色々な要素が楽しく織り交ざったこのビール、色々なシチュエーションで楽しんでいただければ嬉しいです!

名前の由来: 暗がりにゆれる炎、かすかな煙のにおい、爆ぜる音、白く燃え尽きた炭の奥に残る赤々とした熾火。そんなものを思い浮かべながらゆっくり味の変化を楽しんでもらえるビールです。

テイスティング

ほうじ茶っぽい香りだが、見た目よりロースト感が少ない。
炭酸しっかりで刺激は強め。
苦味がしっかり続く。
余韻しっかりは確かに熱く静かに燃える熾火か。

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