2017年から醸造を開始し、業務用金属樽での販売が基本である奈良醸造

一つ一つのビールに対してイメージイラストがあり、どれも芸術的。
絵心のあるニューワールドのワインみたいでかっこいい。

ビアデータ

ビール名:NEW TRY OUT w/ Mango
生産地:日本 奈良県
生産者:NARA BREWING Co.
アルコール:4.8%
IBU(苦さ 平均15~20):23
モルト:Two Row Pale, Wheat Malt, Maris Otter
ホップ:Simcoe, Mosaic, Merkur
タイプ:アメリカンペールエール
価格:700円(100mL)
インポーター:

1番

ブリュワリー

ビールは楽しい時間を演出するだけでなく、それ自体、面白い飲み物ではないか。

現在、世界には100種類を超えるビールがあると言われています。
夏の暑い盛りに喉の渇きを癒やすビールから、冬の夜、身体の内側より暖を取るように少しずつ飲むアルコール度数の高いビールまで。
また、極端に苦いビールや、果物をふんだんに使ったビール、酸味の強いビール、果ては野生酵母で醸したビールなど。
かつて、それぞれの街に酒蔵があったように、地域ごとに個性的なビールが造られるようになったら面白いんじゃないか。
彼らがビール造りを志すきっかけとなった思いはそこにあります。

もちろん、品質に対する妥協はしません。
これまでビールが苦手だった方も、まだ見ぬビールの中に、好みの1杯が見つかるかもしれません。
彼らのビールがそんな1杯となれば、これにまさる喜びはありません。

このビールは

使用したホップはMosaicとSimcoe。
マンゴーや柑橘、ベリー類、松といったニュアンスを持つホップで、トロピカル感のある味わいを持っています。
さらに、新たな試みとして、実際にトロピカルフルーツ、マンゴーを加えました。
でも、目指したのはあくまでペールエール。フルーツビールやビアカクテルのように主張するのではなく、ホップとのバランスが取れた、引き立て役としての使い方です。
小麦麦芽由来の薄にごりと、少し甘めのボディの優しい口当たり。
ホップとマンゴーの香りが調和し、トロピカルな味わいに奥行きを持たせています。
液温が上がってくるにつれ、トロピカル感がさらに増していきます。
少しの酸味が爽やかさと飲みやすさを下支えしており、ゴクゴクと飲めるペールエールに仕上がりました。

テイスティング

奥の方にホップがありますが、マンゴーの瑞々しい香りが最初にこんにちは。
香りの割に苦味しっかりで今度はホップが味わいの前面に出ている。
ドライで余韻は短め。

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