ナビ派(「ナビ」は「預言者」の意)で有名なピエール・ボナール。
国立新美術館で展示が始まりましたので見学に行ってきました。
やや暗めの絵画から淡くて明るい情景まで色々あって面白いです。
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13時頃に訪問しましたが、美術館自体がそこまで混雑しておらず、ミュシャ展の時の様に入る前から「こいつはヤバい」と感じることもありませんでした。
今回は7つの章に分かれており
1 日本かぶれのナビ
2 ナビ派時代のグラフィック・アート
3 スナップショット
4 近代の水の精(ナーイアス)たち
5 室内と静物 「芸術作品―時間の静止」
6 ノルマンディーやその他の風景
7 終わりなき夏
となっていました。
1 日本かぶれのナビ
有名な足の長い猫。
猫派の私としてはこれが見れただけで満足とも言えます。
木枠に入った4枚の絵はまるで屏風の様で、日本っぽさを感じます。
2 ナビ派時代のグラフィック・アート
シャンパーニュ!
ワイン好きにはたまらないポスターです。
この頃からアーティストとしてボナールの人生は確立していきました。
3 スナップショット
ボナールは中々シブいおじさまです。
1890年頃から一時期写真を撮りまくっていたそうですが、1905年以降はほとんど撮らなくなったとか。
飽きたのか仕事が忙しくなったのか。
奥方のマルトのヌード写真も多い。
そういった写真は仕事の為だけに使用して本人は遺すつもりもなかったかもしれませんが…自分が死んだ後にHDDの中身を展示されたら死にたくなる。
4 近代の水の精(ナーイアス)たち
基本女性の顔は見切れるようにしたりで、モデルを正確にはわからないようにしている作品が多くありました。
複数の女性のしぐさを色々組み合わせていたそうです。
5 室内と静物 「芸術作品―時間の静止」
日常感溢れるゆったりした明るい雰囲気の静物画が多かったです。
6 ノルマンディーやその他の風景
こちらも明るい雰囲気の色彩が多く、大きめの風景画が沢山展示されていました。
7 終わりなき夏
この辺りは初期の暗く、顔をぼかした人物像ではなく明るい色彩のものが多く、落ち着いた雰囲気の風景画が多くありました。
最後にあるお土産品売店にはお酒関係は一切なかったので割愛。
面白いワインがあったら嬉しかったのですが…残念です。