「Escarpment=断崖」という名のワイナリー。
創業者の息子の名を冠したこのワインは、オーナーが変わったみたいなので現在公式HPにも記載が無い。
2017がファーストヴィンテージ。
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ワインデータ
ワイン名:Ryan Riesling
生産地:New Zealand > North Island > Wairarapa > Martinborough
生産者:Escarpment (エスカープメント)
品種:Riesling (リースリング)
スタイル:White Wine
ワイナリー
エスカープメントとは、台地の端にある長くて急な斜面のことで、マーティンボローの中でもユニークな場所です。
マオリ語で「輝く水」を意味するワイララパには大きな空が広がり、古代の沖積土は土地の地下深くを流れています。
ここには、自然のバランスがあります。
エスカープメント・ワイナリーの目的は、このバランスを、ニュージーランドのアオテアロア(ニュージーランド(島)のマオリ語呼称で、「白く 長い雲がたなびく土地」を意味)の特別な地域性を反映したワインに反映させることです。
この35年間で、マーティンボローのピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・グリを表現するワインを作り上げました。
ワインメーカーのティム・ボーンとブドウ栽培者のローワン・ホスキンスによって、伝説的な沖積礫岩にあるマーティンボローのブドウ畑で収穫されたブドウから造られたワインです。
私たちは、特徴的な土地とマーティンボローの地域的なアクセントを反映した、明確な構造、複雑さ、果実の表情を持つワインを造ることに集中しています。
私たちの品質重視のワイナリーは、マーティンボローのテ・ムナ・ロードにあります。
マオリ語で「テ・ムナ」は「秘密」や「特別な場所」を意味し、私たちエスカープメントにとって、まさにこの土地に対する思いであり、そこで暮らし、育て、ワインを造ることの意味なのです。
エスカープメントは、ユニークな場所の感覚を捉えたワインを生産することに努めています。
テ・ムナ・ロードにある私たちのホーム・ヴィンヤードは、マーティンボロー村から東に数分のところにあり、24haの沖積砂利の特徴的な段々畑が、フアンガルア川のほとりに広がっています。
畑の土壌は、2万年以上前のホアンガルア川によって形成された沖積壌土です。
ローム層の上に非常に深い沖積礫層が重なっているため、優れた排水性が確保され、高品質で健康なブドウの樹を育て、生産するための重要な前提条件の一つとなっています。
ブルゴーニュの偉大なワインのように、エスカロップメントは、トップピノ・ノワールに、ブドウの品種ではなく、ブドウを育てた畑の名前をつけています。
シングル・ヴィンヤード クペ、パヒ、テ・レフア、キワは、この哲学を、独特のエレガンスと個性で示しています。
エスカープメントは、自社畑だけでなく、マーティンボロー周辺の生産者からもブドウを調達しています。私たちは幸運にも、栽培農家と長期的な関係を築いており、それが私たちのワインの品質に反映されています。
マオリ族の伝説によると、ニュージーランドを発見したポリネシアの偉大な航海者クペによって有名になったアオランギ山脈は、ブドウ畑の印象的な背景を形成しています。
クペは、アオランギ山脈の頂上に3艘のカヌー「ナ・ワカ」を残したと言われており、これが現在、ブドウ園を見下ろすこの地区のランドマークとなっている「ナ・ワカ・オ・クペ」(3つの平らな丘)が、そのままのカヌーに似ていることに由来しています。
戦士クペとその物語は、エスカロップメントのフラッグシップワイン、クペのインスピレーションとなりました。
このワインは
共同創設者のラリー・マッケンナの息子にちなんで名付けられたこのワインは、エスカープメントがテムナ・ロードからリースリングを単一の畑で栽培。
テイスティング
緑がかった黄金色。
柑橘系、白い花の香り。
ドライで酸は少なめ。
飲んだ日:2018-05
価格:3,800円
インポーター:大鳳商事