飲んだワイン ロッカフィオーレ/ロザート2023 7点
初めて飲んだと思われる作り手。
久しぶりに飲んだウンブリア州のワイン。

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ワイナリー
ワイン名:Rosato
生産地:Italy > Umbria
生産者:Roccafiore (ロッカフィオーレ)
品種:Sangiovese (サンジョヴェーゼ)
スタイル:Rose Wine

ワイナリー
ロッカフィオーレ ― ビジョンと勇気が形づくるワインの哲学
「今日、ブドウの品質はもちろんのこと、優れたワインを生み出すためには、ビジョン、革新性、そして勇気が必要です。」
レオナルドとルカ・バッカレッリによれば、これこそが確かなブドウ栽培の理念を実現するための勝利の方程式であり、それは理性と情熱との間で交わされる緻密な対話の結果であり、帰属意識、アイデンティティ、そして個性という基本原則に支えられています。
インスピレーションと情熱の物語
レオナルド・バッカレッリにとって「土地」とは、単なる土壌ではなく、美しさを基盤とした進歩へのインスピレーションであり、地域社会への敬意を具体的に示すものです。
ワイン造りにおいて、高貴な田園の推進力は、論理と美意識を調和させることにあります。
果実の美味しさは、その土地の調和からしか生まれないという確信に基づいているのです。
造り手の個性を映し出すワイン
ロッカフィオーレはアイデアの揺りかごであり、ここで造られるワインは生産者自身の揺るぎない、そして忍耐強い個性を映し出すものです。
その熟慮された時間の積み重ねこそが、偉大なワインを造るためには知識だけでなく大胆さも必要であり、求める結果への明確なビジョンが不可欠であるという自覚の証なのです。
トーディの大地 ― 天賦の資質と唯一無二の魅力
トーディはイタリアの緑の心臓部とも呼ばれるウンブリア州にあり、ペルージャからテルニへと広がる渓谷に位置しています。
ティベリ川はこの肥沃な大地を潤し、やがてオルヴィエートへと曲がりながら流れを進めていきます。
景観はなだらかな丘陵が連なり、多くが森林に覆われています。
その合間にはブドウ畑やオリーブ畑、耕作地が交互に広がり、石造りの建物群が点在し、この地に何世紀にもわたる農業の伝統が息づいていることを物語ります。
このうねるような地形は、独自性と手つかずの美を誇る景観を形づくり、豊かな歴史と魅力を持つ農業の舞台を提供しています。
ブドウ畑の特徴
ブドウ畑は15ヘクタールに及び、すべてがトーディ市の単一の区画に広がっています。
創業当初から有機農法と持続可能な農業の理念を守り続けており、それは自然で理にかなったアプローチであると信じています。
加えて、丁寧な手作業によって健全で完璧なブドウをセラーに運び込んでいます。
収穫とセラー ― 理想的なワイン造りの舞台
セラーの建物はブドウ畑と森の緑に抱かれるように建ち、理想的なワイン造りの実践の場となっています。
コンクリート、スチール、ガラスが組み合わされたこの空間は、情熱と精密さによって鼓動する「技術的な心臓部」であり、トーディの豊かな緑に囲まれながら芸術的に照らし出されています。
景観と調和する建築
このセラーは単なるデザインの対象ではなく、周囲の景観に溶け込んだ建築作品です。
現代的な形でありながらも環境と調和し、自然のリズムに従って貴重な果実がゆっくりと上質なワインへと姿を変えるための理想的な空間となっています。

このワインは
ブドウ品種:サステナブル農法による大粒サンジョヴェーゼ100%
畑の特徴:2004年植樹、ギヨー仕立て 東〜南東向きの畑、白い粘土質と石灰質土壌
植樹密度と収量:6,500本/ha 平均1.5kg/株のブドウ収穫(95クインタル/ha)
収穫:9月第1週にすべて手摘みで収穫
醸造:ブドウは優しく除梗・破砕し、果皮浸漬は3〜4時間。発酵はステンレスタンクで野生酵母により行われ、温度管理を厳格に実施。
熟成:ステンレスタンクで澱とともに6か月間熟成。マロラクティック発酵は行わず、瓶詰め後は最低3か月瓶内熟成。
テイスティング
光にかざすとほのかな温かみを放ち、淡いピンクの中に輝くような銅のニュアンスが加わることで、シックで優美な印象を生み出しています。
香りは控えめながらも複雑で、ジャスミンの花の柔らかさと白桃のジューシーな果実感が織りなす上品なアロマが広がります。
さらにリンゴの爽やかさやラズベリーの繊細な香りが重なり、そこにザクロを思わせる赤い果実の記憶が彩りを添えています。
香りの奥にはほのかに豊かなミネラル感が漂い、全体として軽やかで洗練された印象を醸し出します。
グラスを回すたびに新しい表情を見せ、可憐さとフレッシュさを兼ね備えた香りが心地よく続きます。
味わいは柔らかくスムーズで、フレッシュな酸味が生き生きと全体を引き締めています。
口当たりは軽快でありながらも果実の風味は豊かで、みずみずしい質感が口いっぱいに広がります。
ボディはしなやかで、後味にはミネラル感が心地よく残り、ワイン全体に奥行きを与えています。
飲んだ日:2025-08-16
飲んだ場所:オステリア トレ パッツィ (Osteria Tre Pazzi)
価格:2,600円
インポーター:スリーボンド