飲んだワイン チェンブラ/ミュラー・トゥルガウ2023 7点

最終更新日

初めて飲んだワイナリー。

トレンティーノでは少なめな生産量のブドウを使用したワイン。

 

ワインデータ

ワイン名:Müller Thurgau
生産地:Italy > Trentino-Alto Adige
生産者:Cembra Cantina di Montagna (チェンブラ)
品種:Müller Thurgau (ミュラー・トゥルガウ)
スタイル:White Wine

ワイナリー

自然が育む英雄たち
私たちのワイナリーは標高700mに位置しており、イタリア国内でこれよりも高い場所にあるワイナリーはわずか二つしか存在しません。
1952年、数人のワイン生産者による勇気ある取り組みから始まり、その後、熱意の波に乗って仲間が次々と加わり、今日では約300人にまで拡大しました。
私たちは常に「英雄的ワイン造り(ヒロイック・ヴィティカルチャー)」の象徴であり続けています。
1ヘクタールあたりおよそ900〜1,000時間もの手作業を必要とし、各農家の栽培面積も平均して2ヘクタール、多くても3ヘクタールに限られています。
すべてはトレンティーノ地方、険しくも典型的なチェンブラ渓谷の段々畑で営まれているのです。

チェンブラ渓谷
チェンブラはヨーロッパで最も重要な斑岩(ポーフィリー)の産地に位置しており、この石は「谷の赤い黄金」とも呼ばれています。
この岩が高地ワイン――スティルワインもスパークリングワインも――に他にはない三つの特性を与えているのです。
それは、驚くほどの風味の塩味、豊かなミネラル感、そして長く続く余韻です。
まさに味わいと香りの饗宴であり、この秘められた世界の驚異を映し出します。
そしてそこには、今なおチェンブラ渓谷の伝統と価値観の最良の部分が息づいているのです。

このワインは

畑:チェンブラ渓谷(トレンティーノ)
向きと標高:東・南・西向き、標高550〜700m
土壌構成:シルト質・砂質、ゆるやかな土壌で、主に斑岩(ポーフィリー)由来
仕立て方法:ギヨー式およびトレンティーノ式シンプル・スプリット・ペルゴラ
植樹密度:1ヘクタールあたり5,000本
醸造過程:9月下旬に手摘みで収穫。還元的環境下でのソフトプレス、果汁の静置デカンテーション。ステンレスタンクで温度管理下にて発酵。瓶詰め前に、澱とともに約4〜5か月熟成。

テイスティング

淡いストローイエローにパステルグリーンの輝きを帯びた色合いが印象的です。
グラスに注ぐと光を受けてやさしく煌めき、春の庭先を思わせる軽やかで清涼感のある色彩が感じられます。
レモンやライムのような明るいトーンが、透明感と爽やかさを引き立て、飲む前から期待感を高めます。
香りは非常に華やかで、花や果実の香りが重なり合い、複雑ながらも調和の取れた印象を与えます。
桃やリンゴのフルーティーなニュアンスが前面に現れ、ローズやセージの優雅なハーブ香が奥行きを添えています。
さらに、マスカットやトロピカルフルーツを思わせる軽やかな甘やかさと、時間の経過とともに綿菓子のような香ばしい香りが立ち上がり、グラスを回すごとに多彩な表情を見せます。
青みを感じる清涼感もあり、爽やかさと華やかさの絶妙なバランスが心地よく広がります。
味わいは柔らかくバランスに優れ、果実味が豊かでふくよかな口当たりを持っています。
レモンやライムの酸味が全体を引き締め、フレッシュで生き生きとした印象をもたらします。
軽やかさと丸みのある口当たりが絶妙に調和し、後味にはフルーツの甘みとほのかなハーブの余韻が長く続きます。

飲んだ日:2025-08-16
飲んだ場所:オステリア トレ パッツィ (Osteria Tre Pazzi)
価格:2,970円
インポーター:仙石

wineninja

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