飲んだワイン フォンカリユ/ヌ・ヴォ・テ ホワイト2022 7点
2018年にフランス農水省に新しい品種として登録されたフロレアルを使用したワイン。
フロレアルとは、フランス革命暦における8番目の月(4月20日から5月19日頃)を指す言葉で、意味は「花月」だそうです。
この品種は、ヴィラリスとムスカディニア・ロトゥンディフォリアの子孫との種間交配によって生まれた交雑種で、このような種間交配により、フロレアルは病害耐性や環境への適応性に優れ、特に持続可能なブドウ栽培を目指す場面で注目される品種のひとつとなっています。

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ワインデータ
ワイン名:NU.VO.TÉ White
生産地:France
生産者:Les Vignobles Foncalieu (レ・ヴィニョ-ブル・フォンカリユ)
品種:Floréal (フロレアル)
スタイル:White Wine

ワイナリー
ヴィニョーブル・フォンカリユは、ラングドックの中心に位置する801のワイン生産者です。
設立以来、協力の価値観で結ばれている私たちのワイン生産者たちは、テロワールを昇華させたいという願いでも結ばれています。
彼らは日々、持続可能性を核とした大胆で本物のワイン造りに励んでいる!
シテ・ド・カルカッソンヌのふもとにある、フォン・カリュのブティック、ル・コントワール・ド・ラ・シテで、私たちのワインと、ワインメーカーの専門知識を発見してください。
ル・コントワール・ド・ラ・シテは、年中無休のワインバーでもあり、有名な7月14日のパーティーなどの夏のイベントや、セミナーやプライベートパーティーにご利用いただける象徴的な会場でもあります。

このワインは
数年前から、気候変動という課題に対応するため、ラングドック・タイピシティに適応したフランスの新しいブドウ品種を試しています。
NU.VO.TÉは、環境、ワイン生産者の健康、そして消費者を尊重するワインです。
大胆さと革新の代名詞であるこのワインは、フランスの新しいブドウ品種を植えた区画から生まれた最初のキュヴェである。

テイスティング
透明感のある淡いレモンイエローに、わずかに緑がかった輝きが差し込み、若々しさと爽やかさを感じさせます。
香りにおいては、まずはっきりと感じられるのが柑橘系のアロマ。
レモン、グレープフルーツ、ベルガモットオレンジなどの明るい香りが立ち上がり、次にトロピカルフルーツ、たとえば熟したパイナップルやマンゴー、ライチのような芳醇な果実の香りが広がっていきます。
さらに、涼やかなボックスウッドやハーブのニュアンスが絶妙なアクセントとなり、香りに奥行きを与えています。
全体として、ミネラル感が土台にあり、石灰質土壌を思わせる清らかさが鼻腔を通じて伝わってきます。
味わいは非常に表情豊かで、フレッシュな酸が全体の骨格を引き締めつつ、口中に広がるトロピカルフルーツの風味が豊かに感じられます。
ベルガモットやシトラスの爽やかさが最初に現れ、続いてマンゴーや熟したパイナップルのジューシーな甘みが調和します。
ミネラルの清涼感が味わいを美しく整え、まるで山の湧水を思わせるような純度の高さが印象的です。
余韻には豊かな果実味とともに、透明感のある酸が長く続き、軽やかでいて奥深い後味を残します。
飲んだ日:2025-07-25
飲んだ場所:switch
価格:1,807円(公式HPで10ユーロ)
インポーター:スマイル