飲んだワイン 山梨マルスワイナリー/石和甲州 冷凍果汁仕込2015 8点

最終更新日

マルスワイナリーの年代物甲州。

年月で凝縮したのか香りも味わいも結構くっきり。

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マルス山梨ワイナリー シャトー・マルス 穂坂日之城 シャルドネ [2020]750ml (白ワイン)
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ワインデータ

ワイン名:日之城 Chardonnay Private Reserve
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:本坊酒造株式会社 山梨マルスワイナリー
品種:Chardonnay (シャルドネ)
スタイル:White Wine

ワイナリー

四季豊かな日本風土を活かしたワイン造りを求め、鹿児島に本社を持つ本坊酒造が、洋酒生産の拠点として山梨県笛吹市石和町に「マルス山梨ワイナリー」を設立したのが1960年。
設立から半世紀以上、世界に通じるワインを目指し「マルスワイン」のブランド名で、数々のワインを生み出してきました。
国産ワインコンクール(現日本ワインコンクール)において、山梨県内で栽培された「甲州種」及び「欧州系葡萄品種(赤)」として、初めてとなる金賞の受賞など、国内外で高い評価を受けております。

2000年には、韮崎市穂坂地区に自社農園「穂坂日之城農場」を開設し、高品質なワイン用葡萄の自社栽培を開始しました。
2017年、さらなる品質向上目指し「マルス穂坂ワイナリー」を新設。
葡萄にダメージが少ない、自然にかかる重力を利用した「グラビティ・フロー」を採用し、より高品質なワイン造りが可能となりました。

醸造拠点となる「マルス穂坂ワイナリー」と、貯蔵熟成・瓶詰の拠点となる「マルス山梨ワイナリー」。
これらの二つのワイナリーで「芳醇な味わいと優雅な薫りのハーモニー」をテーマに、日本ワインにマルスならではの新しい価値を生み出す挑戦を続けています。

このワインは

甲府盆地の東部に位置する石和地区は、山梨県内を代表する果樹地帯です。
「生育期の温暖な気候」により育まれる石和の甲州葡萄は、「熟度が高く」「柔らかな旨味と甘味」を持つ「香り高い」味わいのものとなります。
「石和甲州辛口」は、石和産甲州葡萄の特性を表現する醸造方法として、冷凍果汁仕込で辛口ワインを醸造しました。
「深みのある香りとふくよかなコク、キレのある味わい」を特徴とする辛口の甲州ワインです。
※冷凍果汁仕込:果汁を凍らせて氷(水分)を除去し糖度を高める仕込み

テイスティング

ほぼ透明に近い淡いイエローが美しく輝きます。
光の加減によっては、ほんのりとしたゴールドのニュアンスが見え、清らかで純粋な印象を与えます。
瑞々しく透明感がありながらも、洗練された質感が感じられる色調です。
香りは甲州ならではの柑橘のニュアンスが際立ちます。
グレープフルーツやユズ、レモンピールといった爽やかな香りが広がり、さらに奥からは白い花やほのかなミネラル感も感じ取れます。
香りの変化が非常に豊かで、時間が経つにつれて甘やかな果実の印象が顔をのぞかせるのが特徴的です。
最初は穏やかに香り、徐々にふくよかさが増してくるため、グラスを回すたびに新しい表情を楽しめるでしょう。
口に含んだ瞬間、軽やかで透き通るような口当たりが広がります。
まるで水のように滑らかで、優雅に舌の上を流れていくような感覚です。
しかし、そこからがこのワインの真価。
次第に柑橘の風味がしっかりと広がり、口中を包み込むような芳醇な果実感が現れます。
レモンやユズのようなフレッシュな酸味が心地よく、甲州特有のミネラル感と相まって、全体に清涼感をもたらしています。
後味には穏やかな甘みとほのかな苦みが調和し、洗練された余韻が長く続きます。

飲んだ日:2024-11-01
飲んだ場所:オアシス
価格:2,165円

wineninja

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