飲んだワイン ドメーヌ・ヒデ/ヤマソービニヨン リパッソN.V. 7点

最終更新日

約3か月間陰干ししたブドウを使って醸造される同社の「ホシワイン」の搾りかすをワインに加えて再発酵(リパッソ)したワイン。

自然派感があまりなく、自然派が苦手な自分としては飲みやすかった。

 

ワインデータ

ワイン名:Yama Sauvignon Ripasso
生産地:Japan > Yamanashi
生産者:Dom. Hide (株式会社ショープル) (ドメーヌ・ヒデ)
品種:Yama Sauvignon (ヤマ・ソーヴィニヨン)
スタイル:Red Wine

ワイナリー

私たちは、次のことを守りワインを造ります。
●ひとつひとつの畑からワインを生む
●月に従い自然に造る
●葡萄に頑張らさせない
日本の農業はとても優秀です。1本の樹から500房の葡萄を育てます。
葡萄はいつも頑張っています。
私たちは、葡萄が頑張りすぎることを恐れ栽培します。
植物や身体は、月の力、潮の満ち引きの影響を受けています。
何億トンもの海水が動く満月と新月は、葡萄が最も力強くなるときです。
私たちは、常に月と共にあります。
すべてが見えるところにあります。
醸造タンクは胸より下の高さです。
私たちは、ワインを感じながら葡萄を醸します。

このワインは

ヤマソーヴィニヨンで醸造した2023年ヴィンテージのワインに、約3か月間陰干ししたブドウを使って醸造される「ホシワイン」の搾りかすをワインに加えて再発酵(リパッソ)。
仕上がったワインに2022年ヴィンテージのヤマソーヴィニヨンをブレンドしました。
2023と2022のブレンド比率はおよそ4:1。
ホシワインにはマスカットベリーAを使用。

テイスティング

深みのある美しいガーネット色を呈しています。
ヘイジーな外観と濃厚さが調和し、輝きの中に落ち着きが漂います。
香りは複層的で、立ち上がる瞬間から惹きつけられる個性を持っています。
陰干しぶどうの甘やかで濃密な香りが中心となり、ハーブの繊細なフローラルノートが軽やかに包み込みます。
さらに、熟したプラムやチェリーの果実香が鮮明に感じられ、柔らかなアジアンスパイスのニュアンスが奥行きを与えています。
微かにスモーキーでアーシーな香りも加わり、複雑でありながら心地よいバランスを保っています。
口に含むと、まずリッチな果実味が広がり、熟したプラムや杏、イチジクの濃厚なフレーバーが心を満たします。
陰干しぶどう由来のチョコレートやオークの深みが調和し、ベルベットのような滑らかな質感が印象的です。
タンニンは中程度からややしっかり目で、骨格のあるストラクチャーを感じさせつつも程よく溶け込み、全体のバランスを整えています。
ミディアムからやや重めのボディと、長い余韻が続く洗練された仕上がりです。
余韻にはほのかなスパイスや大地を思わせる複雑さが残り、口内に豊かな記憶を刻みます。

かなり甘めに仕上がっておりました。

飲んだ日:2024-12-01
飲んだ場所:オアシス
価格:3,960円

wineninja

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